安定よりも成長を求めた29歳の転職。営業部長からITコンサルタントへ転身。
初めての転職で利用した転職エージェントを、2回目の転職時も「リピート利用」したT.Kさん。2年で事業部長への昇進を果たすなど順調だった前職を飛び出し、新たな挑戦を決意した背景や、転職エージェント活用法についてお聞きしました。
Profile
T.Kさん 29歳
1社目:動物病院向け 犬猫サプリメント 営業
2社目:東証一部上場IT企業 事業部長
3社目:ITソリューション企業 コンサルタント職
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営業力をさらに高められる環境を求めて転職
1社目は営業職、現職はシステム会社の営業部門でを事業部長をしています。今回、2回目の転職にチャレンジし、3社目となる企業への入社が決まっています。
専門学校卒業後に入社した会社の営業担当は私ひとりだけでした。やりがいはあるけれど、社内に営業ノウハウがない。自己流で積み上げた自分の営業手法が、正しいのかわからない状態でした。
営業の仕事は続けたい。もっと競争力のあるところで学び、さらなる営業力をつけたい。これが転職を考えたきっかけでした。
とはいえ、初めての転職で何をすればいいかわからない。いろんな求人サイトに登録はしたものの、求人量が多過ぎて、膨大な情報を自分一人で処理し、応募先を決める作業を繰り返す手間と時間を省きたいと考えました。
ネット検索して見つけた転職エージェントに登録したのが2014年8月。
当時の転職条件は「営業職で研修がしっかりしているところ」、「イチからスタートを切るため、それなりに厳しい環境がベスト」というのもの。
まだハッキリと希望を言語化できず、曖昧な状態で面談をして、メーカーやIT業界、いろんな企業を提案していただきました。その中で、一番惹かれたのが現職です。
転職の軸を明確にする。対話しながら、仕事に対する考えを言語化できる。求人票だけでは見えてこない、リアルな企業情報を提供してくれる。エージェントのサポートは、かなり大きかったです。
営業部長に昇進するも、再び転職を考えた理由
転職に成功した当時はこれが最後の転職活動だと思っていました。
入社後は最大の希望であった営業力をつけるため、夢中で働きました。その努力が実ってかなり早めの昇進を果たし、2年で事業部長になることができました。
全案件をPMとしてまとめたり、営業や設計担当、お客様との調整、規模の大きい案件では、委員会をひらいて取り仕切る。その他、会社の仕組みを変えていく方法を役員と一緒に考えるのが 、事業部長としての私の仕事です。
満足できるキャリアを手に入れた一方、自分の中で仕事に求めるものの優先順位が徐々に変わってくるのも感じていました。
今回、再び転職を考えた理由は、2つあります。
1つめは、自分の提案に限界が見えた点。
お客様にサービスを提供するにあたり、自社製品の特性上「ここまでしか提案できない」というジレンマを感じ始めていました。現状では自分が提案できる内容の幅が小さいと感じたのです。
2つめは、「組織の中の自分」の捉え方。
このまま慣れた環境にいれば、長く働けるでしょう。でも、安定と引き換えに、自分の成長を感じられる機会は少なくなっていく。
安心して働けるのはありがたいことです。でも、仮に今の会社がなくなくなるような事態になったら、他の企業でも自分の能力が通用するのかは疑問だなと。守りに入らず、さらに能力を高めたい。成長角度を上げていきたい。そう考えるようになりました。
転職に求めるものを明確にする対話
今の会社では、人材業界の方と知り合う機会もあり、転職に向けた情報収集はしやすくなっていました。
当然、大手エージェントへの登録も考えましたが、結局2度目の転職も以前利用した転職エージェント・MAPに相談することにしました。常にいろんな人と情報交換をしていて、応募先企業の良さも悪さも正直に伝えてくれる。ありのまま、生の声を教えてくれるエージェントだと思ったからです。
アドバイザーに相談するうちに、自分の中に「もっと能力を高めたい」という想いがあると気付きました。自分より年齢もスキルも上のメンバーをまとめられる力をつけたい。転職に対する考えが明確になっていきました。
業界問わず営業を続けたい想いは強かったので、今までの知識と経験を活かしつつ、スキルアップも叶う環境を目指し、転職活動をスタート。
前回はとにかく営業力が身につく環境に行きたい、という軸で動いていましたが、今回はまずは各企業がどんな商材を扱っているのかを調べ、自分が何をやりたいのか、できるのかを考えながら進めました。複数社受けて、業務内容等を確かめつつ動くという、前回とは大きく違うスタイルの転職活動です。
また、「結婚されたことですし、プライベートと仕事のバランスについても考えてみてはどうですか?」というアドバイスもいただきました。
自分では仕事と生活についてそこまで明確なイメージを持っていなかったので、働き方について改めて考えるきっかけになりました。
自分の市場価値を最大限に活かした転職
面接では自分の軸をきちんと伝えられるかが勝負。今回は効果的なアピール方法にポイントを絞った面接対策を手伝ってもらいました。
私は営業で鍛えてきたこともあり、対話は得意です。しかし文章能力に弱点があると感じていたので、文章をまとめるサポートをしてもらいました。
1回目の転職活動の時は、営業経験も今より浅く、自分のアピールポイントが少ないと感じていました。どういう話し方をすればよいのかなど、基本的なところをアドバイザーさんにお聞きした記憶があります。
2回目は経験も積み自信がついてきたので、自分のことを一歩引いて客観視することができ、かなりわがままをお願いしたように思います。自分の市場価値を最大限に活かした転職がしたい。さらにやりたいことにチャレンジしたい。そんな思いがありましたから。
転職で改めて実感した、つながりの大切さ
2回目の転職で入社する決め手となったのは、サービスが柔軟な企業だったこと。
新しい環境に飛び込むのは、今からとても楽しみです。
入社は2ヵ月先なので、休みを取って旅行に行くのもいいな。なんて考えていましたが、結局は現職でギリギリまで仕事をすることにしました。今の会社のサービスにもいいところがたくさんあるので、退職後も違った立場から提案できれば。企業と企業、人と人をつなぐ役割ができたら理想的ですね。
私は仕事を通じて、本当にいい人達と出会えたと思っているんです。退職が決まった今の会社でも、人には恵まれていました。同僚も私の転職を応援してくれているので、今の会社の人たちとは今後もいい付き合いができるだろうと考えています。
企業対企業でも、結局は1:1のつながりだから、縁を大切にしたい。人とのつながりを強くして、周りの能力も伸ばしていきたい。そうすれば、自ずと充実した仕事ができるのではないでしょうか。
2回の転職サポートをお願いした転職エージェントMAPには、本当に親身に相談に乗っていただきました。真剣に話を聞いてくれて、対応に誠意を感じたので安心して転職活動ができましたし、私が忙しい中で、時間も融通してもらいました。頼れる存在とのつながりにも、感謝しています。
転職活動をはじめる方へのアドバイス
相談することが一番です。誰かに話すのはハードルが高く感じる人もいますが、話を聞いてもらうと自分を見直すことができます。転職を決意してからではなく、今辞めたら引き止めにあうかな?ぐらいの時に相談してみるのも悪くないのでは。
2.親身になってもらえる人の力を借りる
転職エージェントは、入社が決まったら成果報酬型として企業からお金が入る仕組みです。同じ仕組みであってもシステム化されている会社より、1:1で親身になってくれるところを選ぶと失敗しないと思います。
20代、30代の転職ならMAP
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