転職に成功したAさん(20代・男性)に、転職活動を振り返ってお話ししていただきました。周囲に転職活動をしていることを言わず自分を信じて突き進んだAさん。「転職に対する考えが甘かった」と感じている理由とは?

Aさん(20代)

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Aさん(20代)

在職中に転職活動を開始。すぐに内定が出ると思い込んでいたものの最初の応募で「お見送り」に会い、焦り始める。

20代の転職を、甘く見ていた

自分の場合、転職活動は孤独なものでした。不安と焦りが多かったように思います。このまま入社企業が決まらないんじゃないのか、貯蓄が減る一方かもしれない…そんな気落ちから、気乗りはしなくてもとりあえず何でもいいから働くという道もあるのではないのかと思ったりもしました。

というのも、転職活動をはじめた当初は、すぐどこかの企業に決まると思っていたんです。ネットで検索しても求人がたくさんあるし困らないぞ、と。

しかし、甘かったですね。(笑)実際は、1社は書類選考でお見送り。もう1社も1次面接でお見送り。この時点で一気に焦りました。なんとなく応募した企業さえも通過しないので、今のままでは転職は叶わないと思いはじめました。

転職活動への意識を変える

転職活動に対する自分の姿勢を改めてからは、面接に丁寧に臨むように意識を変えました。

気持ちの持ちようといえばそれまでですが、「これからお世話になる企業なんだ」と思って毎回面接に挑んでいました。最寄りの駅も駅からの道のりも、毎日見る風景だと思って早めに駅に到着して準備をしたり

他には、スーツやカバン・書類など、今から準備できることは徹底的に準備する。少し良いものを揃えたり、時には縁起を担いだり(笑)。これは思う結果が出なかった時に、自分への言い訳をつくらないため。自分で逃げ道を塞ぐことで、逆に気持ちに火がついて全力でやり切れたと思います。

転職は孤独で不安なものと割り切る

僕の場合、周りには転職活動していることを言っていませんでした。周りに伝えると、プレッシャーに感じてしまうのであえて黙っていたと言いますか…。

本当は周りに伝えてアドバイスをもらうのもひとつの手だと思ったんです。孤独や焦りでイライラした時もありましたし。しかし、転職は自分との戦いと途中から思い始めたんです。

きっかけは家族の言葉。家族にそれとなく転職について伝えたところ、「やりたいようにやりなさい」の言葉だけが返ってきました。

嬉しかった反面、自分を甘やかしてしまいそうだったので深く相談するのはやめようと決めました。

自己分析と、企業研究「転職ノート」活用法

転職は孤独、だからこそ自分の味方は自分だと強く思うようにしました。

自分ととことん向き合うために、まずは自己分析。そして会社を知ることを徹底しました。

ホームページを調べるだけでなくSNSや新聞・テレビなどで、志望企業はもちろん同業界のことや競合の会社もとことん調べて、関連している人の掲載記事や本も読んで…。その内容をメモにとり、そこから企業の姿を炙り出すようにしていきました。

書店で仕事についても調べましたが、少し情報が古かったので「古い情報もある」ということは念頭に置き、情報の取捨選択もしました。

集めた情報を整理して面接で活用するために、言葉に発する練習もしました。暗記ではなく、声に出して読み、理解度を高めようと思ったのです。そもそも暗記をしたところで、理解ではないですし、採用担当者の方にはすぐ見抜かれちゃいますよね。

さらに僕の場合、文章に書くことの方が得意だったので専用の転職ノートを用意しました。理解したことをノートに書き出して、目で、耳で、口で覚える。五感をフル活用しての企業研究でした。

転職成功!家族の意外な反応

面接を通過した時はとてもうれしかったですね。でも、誰にも伝えていなかったのでこの瞬間の喜びを一緒に共有してくれる相手がいませんでした。

しかも、家族に伝えたところ「その会社大丈夫?」と心配されてしまいました…。心配してくれるのはありがたいことですが、僕は事前に会社のことや業界のこと、仕事のことをしっかり調べていたので、安心して欲しいと家族に伝えました。調べきれずにわからなかったことは、面接の場で確認できていましたし、準備してきたことが自信につながっていました。

内定先の担当者の方から内定受諾回答期限を聞いた時、転職するかどうか決めるのはこのタイミングなんだと実感しました。自分は今の会社を続けることもできるし、この会社に入社することもできる。選択できる状態にあることを実感しました。

転職活動をしていた時から、内定を受諾する瞬間までが準備期間だったんだなと思いました。そして僕は内定先へと進路を決めました。

転職を最後まで迷った理由

僕は結局、転職する選択を選んだのですが、実は入社するかどうかすごく悩んだのです。

家族とごく一部の友人に話したところ「したいようにすればいい」「いまの会社を辞めるのはもったいない」など、それぞれ異なる意見が返ってきて混乱したからです。ここでも転職活動って孤独だと改めて感じましたね。

でも、人はそれぞれ自分の意志で生きていくものなので、孤独が当たり前といえばそうなのかもしれません。誰かに自分の進路を決めてもらって、いざうまくいかなければ、心のどこかでその人のせいにしてしまうかもしれない。だからこそ、他社の意見を参考にはすれど、最終的には自分で決めないといけないのです。

「自分は何を大事にしていて、これから何を目標にして生きていくのか?」という長いスパンで自分の人生を考えて、内定先に入社することを選びました。

転職活動中の人へのアドバイス

  • 転職活動に孤独はつきもの。人への相談もほどほどに
  • 自分を優しい言葉で甘やかさないよう注意。
  • できることは何でもやって、後悔のないように。

転職する人にしか分からない孤独は、実際にあると思います。「したいように生きろ」という言葉はすごく嬉しいですが、僕の場合は自分を甘やかして、妥協した転職をしそうになるので、孤独な戦いで返ってよかったと思います。

もし誰かに相談に乗ってもらううなら、「ああしなさい」「こうしなさい」とアドバイスをくれる人より、自分の考えがブレないように、そっと支えてくれる人がいいかもしれないですね。

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