栄養士からの異業種転職を果たしたH.Aさん。転職活動を通じて「過去の自分が選択したことだけに縛られる必要はない」と感じたと言います。栄養士の転職を成功に導くポイントを伺いました。

H・Aさん 27歳

Profile

H・Aさん 27歳

転職前:栄養士 患者食の調理担当
転職後:コンサルティング営業

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栄養士になったその先は考えていなかった

高校生の頃は、薬剤師になりたいと思っていました。オープンキャンパスに行ったり学祭に足を運んで学校選びをしていたのですが、動物実験などのカリキュラムをみて断念。自分が何をやりたいのか再度考えて、高校卒業から1年後に調理専門学校へ入学しました。

子どもの頃から母に料理を教えてもらっていたし、小学校低学年頃からお菓子を作るなど、私にとって料理はとても身近なものでした。

就職率の高さに惹かれて選んだ専門学校は実習が多く、ほぼ毎日課題に追われていました。自分で考案したレシピがそのまま使えるとは限らないので、放課後にカフェやファミレスに移動してさらに勉強する毎日。2年間の専門学校生活は非常に濃厚なものでした。

栄養士になると、多くの人は保育園や病院に就職します。進路によって学ぶべきことは全く異なり、就職後に携わる業務次第で身につくスキルも変わる。でも、当時は就職してからその先、5年後10年後の将来像は、考えたことがありませんでした。

栄養士4年半で感じたキャリアの限界、そして転職。

栄養士として勤務した会社は従業員の年齢層が10代〜60代と幅広く、パートさんも一緒に働いていました。スタッフ総数150名以上いる職場であるにも関わらず、その規模に見合う安定した働き方が叶わないことに違和感を訴え、早期離職する人もいました。

辞めていく人がいる中で、仕事量は増えても給料は上がらず、自分が評価されているのかどうかわからない。それでも4年半頑張ることができたのは、ハードワークなりに新しい仕事を覚える機会もあったから。今まで任されなかったこと、例えばケトン食作りや新人教育なども経験できました。

でも、ずっとこのままでいいのか。自分の成長が見えない苦しさで仕事に限界を感じていました。新しいことに挑戦したい、もっと自分を高めたい。そんな思いから「自己成長」を軸に転職活動を始めました。

栄養士から異業種への転職活動スタート

転職サイトに登録すると、いろんな転職エージェントからスカウトメールが届きました。でも、文面がよくわからないというか、中にはアドバイザーの趣味や好きなもの、自己紹介が書いてあるメールなどもあり、私の転職とは関係ないと感じて返信しませんでした。

また、栄養士の経歴を登録していたこともあり、同業の求人がついたスカウトメールをたくさん受け取りました。でも栄養士からは離れようと考えての転職活動だったので、そういうスカウトも違うなと。

その後、仕事が忙しくなり転職活動を一旦中断。退職後に改めて転職活動を再開し、日本若者転職支援センターに登録しました。

栄養士から未経験業種への転職で、年収アップを実現!

転職活動にあたり重視したのは、成長できる環境か、教育制度が整っているかという点。福利厚生や年収などの条件面だけでなく、評価され、昇進できる環境かどうかをみていました。新しい仕事を任されることで、自分が成長できると実感していたからです。

栄養士を離れ、異業種にチャレンジすることに葛藤はありませんでした。周りからも「異業種に転職しても大丈夫」という声が多かったです。料理は生きていく上で必要な作業なので、完全に手放してしまうわけではない。むしろ、仕事ではなくなった分、家で楽しんでできるようになると思いました。

結果、異業種・未経験でのチャレンジでしたが、年収アップに成功。さらにありがたいことに、面接で高評価をいただき、求人票の提示より高いオファー年収になりました。内定が出てすぐに家族に報告し、母も喜んでくれました。

栄養士からの転職、コンサルティング営業へ

転職先ではコンサルティング営業を担当します。

栄養士として頑張り続ける道もありましたが、その先の将来を考えると「成長したい」気持ちが勝りました。この気持ちを大事にしたかったので、環境を大きく変える決意ができたんです。

今後は営業力を身につけるなど、いろんなことができるようになりたい。今はまだ何もない私ですが、選択肢を広げて、いろんな可能性がある自分でいたいです。できることをもっと増やして、その中から更にやりたいことを見つけていこうと思います。

転職で有利なのは、自分を理解している人

今回の転職活動では、客観的に自分を見ることができました。今まで意識してなかったこと、例えばこれまでどういう風に生きてきたのか、なぜその選択をしたのかなど。面接準備や面接を通して、毎回確認しながら言葉にしていきました。

私は結論を出すのは早い方だけれど、その過程が抜けていて「なぜそうなのか?」を言葉にするのが得意ではありません。志望動機や職務経歴書をまとめたりした転職活動は、これまでの人生を見つめ直し、改めて自分を知るいい機会になりました。

これから転職活動をする人へ伝えたいのは「自分を理解している人ほど、転職を有利に進められる」ということ。

人の意見に合わせるのも大事だけど、自分を深く知ることで、これから先が見えてくると思います。

担当アドバイザーのコメント

多趣味で好奇心旺盛・コミュニケーションが活発。初回面談時から、非常にポテンシャルの高い方であると感じていました。『オフィスカジュアルって何ですか!?』とお話ししたのがつい昨日のことのようです(笑)
今はまだ新しい仕事に慣れなくて大変な時期ですが、きっと、1年後、いや3年後、さらに輝けると確信しています。

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