高校卒業後、バスガイドとして勤務していたY.Kさん。持ち前のコミュニケーション能力を武器にキャリアを重ねてきましたが、厳しい環境でやむを得ず退職。アルバイト生活を経て、彼女が選んだ道をお聞きしました。

Y.Kさん(23歳)

Profile

Y.Kさん(23歳)

転職前:アパレルショップ兼カフェスタッフ
転職後:スマートフォンアドバイザー

ハードながらも、充実していたバスガイド時代

高校卒業後はバスガイドとして就職、3年間勤務。その後は退職し、約1年間アパレルショップ・併設カフェでアルバイトをしていました。

そもそもバスガイドとして働くことを決めたのは、高校宛に求人が出されていたのを見かけたのがきっかけ。当時は大学への進学も考えていましたが、高校の先輩にもバスガイドとして実際に就職した人が数名いると聞き、興味がわいたのを覚えていますね。

もともと人前で話すことも好きだったので、自分に向いている仕事なのではと思い、挑戦することにしました。

実際バスガイドとして働く毎日は、とても充実していました。乗客の方は主に学生や教員(修学旅行生)、会社員(社員旅行)が中心。「またKさんにガイドをお願いしたい」との指名や「他のクラスの引率をお願いできますか」など、新しいお客様を紹介してもらったり…。

感謝の言葉や、時には手紙をいただいたりと、大きなやりがいを感じていました。

ただ労働時間が長く、体力的には厳しかったです。春・秋などの旅行シーズンは16時間/日の長丁場も珍しくないですし、さらに半月近く休みがないこともしばしば。加えて勤務シフトがわかるのも3日前など、生活はかなり不規則でした。

更に社内も風通しがあまりいいとは言えない部分も…。良くも悪くも、昔ながらの体質というか、若手の自分が何か意見を言える雰囲気ではありませんでした。

そんな環境だったため、気付くと同期もみんな退職してしまいました。自分も3年間働いてみて、この先長く勤務することが難しいのではないかと考えたんですよね。

アルバイト勤務開始、そして再び正社員の道へ

退職後は、ずっと好きだったアパレルショップ兼カフェのスタッフ募集に応募。しかし正社員スタッフは大卒でしか採用しない方針とのことで、フルタイムのアルバイトで勤務をスタートしました。憧れのアパレルショップに、その併設カフェのスタッフ。人と接することが好きな自分にはとても楽しい仕事でした。

しかし同僚は学生アルバイトばかり。仕事に対するマインドや責任感がライトで、だんだん意識の差を感じ始めました。実際に、社員スタッフと学生アルバイトの中間的ポジションになってしまい、調整役に回ることも多かったです。

アルバイト生活が1年ほどになろうかというタイミングで、「正社員として働こう、今の環境を変えよう」と、転職サイトに登録。正社員就職への一歩を踏み出しました。

これまでの経験から「事務職とかよりは、やっぱり人と接する仕事がいいな」という漠然とした希望はありましたが、何から始めていいか分からず、動き出せませんでした。

そんな時、たまたま転職エージェントMAPから届いたスカウトメールが目に止まったんです。オフィスも自分がよく足を運ぶエリア近くだったので、「まずは今できることから行動してみよう」と考え、登録に至りました。

MAPのメールが目に止まったのも、それに対してリアクションしたのも本当にたまたまなので、他の転職エージェントには特に登録していませんでした。

「人と接する」をキーワードに転職活動開始

スケジュールを調整し、いよいよオフィスで面談です。担当してくれたのは、女性アドバイザーさん。「人と接する仕事」という希望を汲んでくださり、営業職を中心に紹介してもらいました。

最終的に4社を案内してもらい、2社の選考を受けることに。この2社のうち1社に内定し、2020年9月から勤務開始しています。

アドバイザーさんには、書類作成サポートはもちろん、面接練習もたくさんしてもらいました。「聞かれそうな質問に対して、自分なりの回答を紙に書き出してまとめておいてください」とご指導いただいたのが特に印象的ですね。アウトプットの重要さを実感しました。

面接は1回勝負だったのですが、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響で、自宅でリモート面接でした。自宅でスーツっていうのは不思議な感覚でしたが(笑)、スーツを着るとやっぱり背筋が伸びるというか…こういう経験も今の時期ならではですね。

未経験から通信業界へ。スマートフォンアドバイザーの仕事とは

内定した(現在勤務中の)企業は、大手IT・通信企業の代理店。ポジションはスマートフォンのアドバイザーです。自分のコミュニケーションスキルを活かせるという点、自分の知識を伝えるという点が、バスガイドの仕事に共通していると思い、入社を決めました。通信大手は雇用が安定しているので、長く働けそうというところも入社の決め手ですね。

7月にアドバイザーさんと面談があり、8月には内定するというスケジュール感で…コロナ禍ではありましたが、トータルで1ヶ月ほどのスムーズな転職活動でした。

2020年の9月に入社し、現在も研修中。社内資格取得のために日々勉強中です。休みの日を活用したり、ノートに書いて覚えたりとうまく時間を使って取り組んでいます。

コロナ禍のためインタビューはWeb会議システムで。オンラインでも、Y.Kさんの情熱が伝わってきました。

自分のポジションはスマートフォンのアドバイザーなのですが、いわゆる「ガラケー」からスマートフォンに乗り換えるお客様に対してのご案内を主に行っています。ただスマートフォンを売り込むのではなく、デモ機に実際に触れていただきスマートフォンへのハードル感を低くしたり、スマートフォンの使い方教室を開催・講師をしたりなど、お客様が抱えるテクノロジーへの抵抗や不安を払拭していくのが自分のミッションと感じています。

ちなみに研修自体はあと1ヶ月ほどで終了ですが、本人の希望があれば期間を延長することもできるなど、新入社員への手厚いフォロー体制があります。

これから転職活動を始める人へのアドバイス

自分の場合、早く行動してよかったなと思っているので、やはり行動することが重要かと。転職を考えているみなさん、ぜひ、フットワーク軽く、「なりたい自分」を思い描き、チャレンジしてみてください!

担当アドバイザーのコメント

再就職に対して不安を抱えながらのご相談。しかし一方で「まずは今できることから行動してみよう」と仰っていた通り、仕事に対しての覚悟もお持ちでした。 新天地でも、「実現したいことは何か・仕事に対して大事にしたいことは何か」を見つめられた時に 、きっと納得できる結果が待っていると思います。コロナ禍ということもあり、転職や再就職に不安を抱える方は多いと思います。しかし給与や福利厚生の条件面だけで仕事を探してしまうと、いざ働いてみてピンとこないということもあります。 みなさんも、「まずは今できること」の1つとして、ぜひ私たち転職のプロを頼ってみてください。

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