新型コロナウイルス感染拡大の影響で、転職活動のスタイルは大きく変わりました。オンライン面談の浸透により距離の壁が薄れたことから、東京の転職エージェントを活用する地方在住者が増加しています。中国地方在住の佐々木さんもその一人。オンラインツールを最大限に活用し、コロナ禍での転職に成功した経緯をWEBインタビューでお聞きしました

佐々木翼さん 22歳

Profile

佐々木翼さん 22歳

転職前:リサイクルショップ  店頭買取業務
転職後:オンラインリユース会社 WEB買取業務

家庭の事情で、3年勤めた会社を退職

私は家庭の事情で高校を中退後、アルバイトにて接客業をいくつか経験しました。接客業を選んだきっかけは人が好きだから。そして事務作業は不得手だと自覚していたからです。

アルバイトで入社したリサイクルショップでは、1年足らずで正社員登用され、責任を持って働いていました。主な業務は買取業務。その他にもシフト作成や販売管理費の把握、売上計算などを担当していました。

リサイクルショップでは、お客様が希望する金額で買取できない場合もあります。もちろんご納得いただけるよう努力はしますが、お客様に譲歩してもらうことも。なぜこの査定額になるのか、説明の内容によって、利用されるお客様の満足度は大きく変わります。

査定内容に納得いただき、すっきりした表情でお帰りいただくことに達成感がある買取の仕事。商品の目利きにも徐々に慣れ、楽しく充実した毎日を送っていました。

しかし、3年が経過した頃にやむを得ない家庭の事情で地元に戻らなければならなくなりました。やりがいのある仕事で名残惜しくはありましたが、退職を決めました。

東京の転職エージェントに登録、オンラインで転職活動を開始

地元に戻った後は知人の紹介で得た仕事で生計を立てていましたが、しばらくして家庭の状況が落ち着き、再び自分のことに専念できるようになりました。

これまで「アルバイトから正社員登用」という経験しかなかった私は、転職活動に関する知識がまったくありません。しかし、今回は初めから正社員として入社できる仕事を探そうと考え、転職サイトに登録しました。

登録後すぐに届いた膨大な数のスカウトメールや求人案内メールの中に、東京の転職エージェント・MAPからのメールを見つけ、なんとなく返信。その翌日すぐにサポートセンターから連絡があり、アドバイザーさんとのキャリア面談の日程が決まりました。

そもそも転職活動の流れが分からない私は「転職活動は地元でやるもの」といったイメージを持っていませんでした。だからでしょうか、中国地方在住なのに東京のエージェントに相談することにも、特に抵抗はなかったんです。

MAPの担当アドバイザー・渡辺さんにこれまでの経歴について詳しくお話ししたところ、私の性格なども考慮した上で、合いそうな求人をいくつか紹介してくれました。

実は、転職エージェントを使った経験のある友人たちから

「エージェントが勝手に企業に応募し、気づいたら書類選考を進められていた」

といった話を聞いたことがあり、正直なところエージェントにはいいイメージを持っていなかったんです。期待値が低かった分、渡辺さんの丁寧な対応には驚きました。

面接終了後すぐに届いた不採用通告と、新たな提案

転職活動は何社かに同時期に応募し、並行してすすめるものだと渡辺さんに教えてもらいました。しかし、私はあえて1社だけに応募することに。

無事書類選考を通過した後に挑んだオンライン面接で、選考結果は1週間以内に連絡する旨を伝えられました。しかし、面接終了後すぐ渡辺さんから

「残念ながら通過できませんでした」

との電話が。

たった30分で知らされた不採用通告。こんなに早く結果がでるのか…と驚き、落ち込みました。

しかし同時に

今回応募した部署では不採用となりましたが、別の部署を再度受けてみないかと企業側から提案がありましたよ。どうしますか?」

と、新たな打診があったんです。

「別の部署」とは、オンラインで完結するリユース事業部。お客様から送られてきた品物を確認し、査定額を提示して納得いただければ買取が成立する。前職で経験した店舗での査定業務が活かせる仕事です。

私はこの新たな提案を受諾し、再び選考に進むことを伝えました。

2度目のチャンス、徹底した準備で挑んだ面接

とにかく、分からないことを分からないままにしておくのが嫌な性分。転職活動に限らず、世の中の企業について知らないことだらけの私は、再び選考の機会を得たこの企業について徹底的に調べました。

IR情報を読み込み、会社説明会の動画も確認。意味が理解できない単語は都度調べながらの作業で、50分弱の動画を半日かけてじっくり確認しました。本気でやってみて、だめだったら次を探そうと考えていたのです。

2度目となる一次面接を通過した後、同じくMAPのリクルーティングアドバイザーである北村さんが、企業の人事担当者とオンラインで話す機会を作ってくれました。そのおかげで、最終面接に進む前に不明点を確認することができました。

地方在住者にはありがたい、オンライン転職活動

努力の甲斐あって、最終面接終了後はすぐに内定をいただくことができました。

実店舗とオンラインという違いはあるものの、経験のある買取業務の内容はほぼ把握できます。なにより、調べ尽くした上でやっぱりこの会社で働きたいと考えていたので、すぐに入社を決めました。

正直なところ、転職活動を始める前は「働けるのならどこでもいい」と考えていました。でも、転職エージェントを活用したことで、企業について予め調べたり、人事や社員の方と話をしたりといった機会が得られ、結果として「ここで働きたい!」と思える企業に出会うことができました。

このご時世、転職活動が長引くことも覚悟していました。しかし、2ヶ月弱というスピードで転職先が決まってひと安心です。

転職エージェント担当者との連絡から企業面接まで、現地へ出向くことなく電話やオンラインのみで完結した今回の転職活動。オンライン面談ツールの浸透は、地方在住者にとってはとてもありがたいですね。

これから転職活動を始める人へのアドバイス

「自分の軸を決めて、妥協はしない」

早急に働かなければいけないなど、転職には人それぞれに事情があるでしょう。けれど、安易な気持ちで妥協して入社すると、その後ギャップが生じた際に苦しむことになると思います。想像力を働かせて、自分がその会社で働いている姿をイメージしてみるといいかもしれません。

担当アドバイザーのコメント

転職活動は初めてとのことで、中途採用の面接イメージやオンライン面接の注意点などを中心にアドバイスしました。

佐々木さんはさまざまなご事情から高校中退や離職など大変な経験をされていますが、つねに前向きに、置かれた環境で努力してこられた方。履歴書に記載した経歴だけでは伝わらないポテンシャルがあることが人事担当の方に伝わり、異例の「2度目のチャンス」を手にすることができました。

面接対策を繰り返すうちに、佐々木さんの意識が「働ければよい」から「未来を見据えた転職」に変化していったことが、とても印象的です。

学歴や経歴に自信がない方や地方在住の方でも、平等にチャレンジできる時代です。面と向かってお話しできない分、より多くの情報をお聞きするよう心がけていますので、地方にお住まいの方にもどんどん転職エージェントを活用していただきたいですね。

転職エージェントMAP 渡辺 雅也

Adviser

転職エージェントMAP 渡辺 雅也

山口県出身。高校卒業後、大手自動車メーカーに勤務。紆余曲折を経て、小学校教諭を経験したのち、現職。休日は、美味しいモノを探す旅人になるのが楽しみ。