安定したメーカ勤務から、ITベンチャーへの異業種転職に成功したJ.Tさん。大手転職エージェントの活用に慣れていた彼女を驚かせた、女性専用転職エージェントの対応とはどんなものだったのでしょうか。

J・Tさん 29歳

Profile

J・Tさん 29歳

転職前:メーカー営業職
転職後:ITベンチャーの営業職

女性の転職なら、ウーマンキャリア

ライフステージの変化に左右されない強いキャリアが欲しい。スキルアップして、もっと活躍したい。そんな女性のための転職支援サービスです。

メーカー勤務で感じたキャリアの壁

私は、大学を卒業してからずっとメーカーで働いていました。

私の両親もメーカー勤務。その影響で新卒の就職活動ではメーカーを中心に志望していました。

そもそも関西はメーカーが多いエリアなので、周囲の学生たちも多くがメーカー勤務志望でした。

私が新卒で入社した企業は、ありがたいことに快適な環境が整っていました。いわゆる、終身雇用・年功序列型の企業でしたので、安定性は抜群。長く働けばその分、上のポジションを狙えるようになっていきます。

周りで働いている人たちは、大半が年上。充実した環境のため離職率も低く、定年まで働くというのが当たり前でした。

ただ、恵まれた環境でも自分には1つ、大きな問題がありました。それは、若い社員の意見やアイデアが通りにくいということ。

入社して数年、仕事に慣れれば、チャレンジしたいことや組織への意見も出てきます。しかし、年功序列の意識が浸透している社内で、重視されるのはやはり経験豊富なベテラン勢の意見。結局自分は、上から降りてきた指示やルーティーンをこなすばかり…。

もう30代、でも、社内では「まだ30代」。

ずっと働いていれば、上のポジションも狙えるかもしれない。だけどそれは、実力ではないことも…。

「本当に、このままでいいの?」

そう考え、他業界の情報収集を始めたのが、転職のきっかけでした。

女性専用転職エージェントに登録

情報収集を開始した直後は、様々な転職サイトに登録しました。同時に大手どころの転職エージェントにも多数登録し、色々と比較検討していました。

そんな中、女性に特化した転職エージェントをたまたま見つけたんです。

早速面談に行ったところ、アドバイザーによるヒアリングでたっぷりと話を聞いてもらえて、自分の意思を伝え切れた感覚がありました。

どんな求人を勧めてもらえるかな…とワクワクしていましたが、出されたのは数枚の求人票。どっさり求人を見せてくれる大手の対応に慣れていたので、正直なところ「え?これだけ…?」と思いました。

しかし、よくよく見てみると、紹介された求人は私の希望に合っているものばかり。どれも私が希望していた「どんどん意見を言える、働きやすい環境」という点が共通していました。面談を通して、本当に私に合っている求人を厳選してくれたのだと思います。

結果として、求人数が少なかった分「どこにしようかな…」と迷うこともありませんでした。この面談がきっかけで気持ちが傾き、転職が現実味を帯びてきました。

キャリアアドバイザーに支えられた転職活動

「転職しよう」という意思が固まったものの、当初は不安な気持ちでいっぱいでした。

現在は安定している環境、しかも地元で馴染みのメーカー勤務です。周囲からも「転職なんてもったいない」と言われ、あまりいい顔をされませんでした。

本当に転職するべきか、気持ちが揺らぐことがありました。そんな時、キャリアアドバイザーさんからもらった

「本当にやりたいことをやった方がいい」

という言葉に勇気づけられたのです。

周囲の意見はあくまで周囲の意見。そもそも周囲からは見えない悩みがあったからこそ、私は転職したいという考えに至ったはず。原点回帰し、私の気持ちは確固たるものになりました。

その後も不安になるたびに自分の気持ちを確かめて、話すことができるキャリアアドバイザーさんの存在に、幾度となく助けられました。

迷ったときは、一度「なぜその考えに至ったか」を再考してみるといいんだな、という学びにもつながりました。

メーカーからITベンチャーへの転職で、世界が変わった

最終的に、第一志望だったITベンチャー企業に入社することになりました。実際に転職を経験した今は、世界が180度変わったと言っていいほどの新鮮さを感じています。

一緒に働いている人たちも、働く環境も、前職とは真逆で、スピード感があって、目まぐるしくも変化に富んだ毎日。若い社員たちが、お互いに切磋琢磨しながら日々の業務に向き合っています。

ベンチャー企業らしく、自分の成長が会社の成長に直結しているので、今までにはなかったプレッシャーと、同時にやりがいも感じています。

何よりうれしいのは、自分の意見やアイデアが自由に提案できること。自分の意見を無かったことにされる悲しみは、もうありません。提案には当然大きな責任が伴いますが、それも含めて希望が叶った転職になりました。

ベンチャーならではのこの環境が、全ての人にフィットするわけではないでしょう。ただ、今の自分にはとても合っていると実感しています。前職で感じた疑問をおさえ込んでしまっていたら、きっと自分の人生を100%楽しめなかったのではないかとすら思います。

転職を考えている人へのアドバイス

現在の仕事や環境に少しでも悩んでいるなら、固定概念を外して考えてみることをおすすめします。

私も以前は育ってきた環境の影響から、安定が一番、終身終身雇用が絶対必要と思っていましたが、本当に仕事に求めているものは違いました。

仕事を決める時、周囲の声やネームバリューが多少は気になると思います。でも一度固定概念から自分を解放して、本当にやりたいこと・叶えたいことを考えてみてください。

その上で行動を起こしてみれば、きっと人生が変わりますよ!

担当アドバイザーのコメント

チャレンジ精神が強くとてもバイタリティ溢れるJ・Tさん。その才能を活かせないなんてもったいない!と感じたのを覚えています。J・Tさんが後日、「新しい職場は楽しいです!」とオフィスに遊びに来てくださったときは、私も本当に嬉しかったです。J・Tさんが今後もノビノビと自分らしくご活躍できることを楽しみにしております!

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