「お給料がいいところで働きたい」「休日が多い方がいい」…など、働く環境で気になるのは、やっぱり条件。ですが若いうちに給与や休日など、目の前の条件だけを重視して仕事を選んでしまうと、後々のキャリア形成が行き詰まってしまう可能性があります。多様な働き方・生き方を選べる昨今でも、女性はまだまだ、結婚・出産などの影響を受けやすいものです。

ライフイベントを経ても変わらずにキャリアを積み上げていくには、若いうちからの計画的な仕事選びが重要!…ということで、今回は転職エージェント・MAPの紹介実績に基づいて、「20代女性が今注目している仕事」TOP3を集計しました。これからの人生を色々と考えているみなさんに、ぜひ参考にしていただければと思います。

20代女性が今注目している仕事ランキング:第3位…企画職

20代女性が今注目している仕事ランキング、第3位は企画職です。企画職と一口に言っても色々ですが、とりわけ営業企画は、営業・企画双方の経験を積めるため、汎用性の高いスキルになりえます。また、事業企画職はワンランク上の企画職。事業の運営や展開に関わる、役員クラスの経験を身につけることができます。事業の運営やマネジメント経験は、ライフイベントを経ても大きな強みになります。

企画職と聞くと、大きなテーマに思えて「自分にできるかな?」と身構えてしまう方もいるかもしれませんが、そんな時はご自身の経験を振り返ってみましょう。

例えばバックオフィス関連の仕事をしてきた方なら、何らかの形で社内の仕組み化を試みたり、目標数値設計をした経験などがあるはずです。これらは経営企画の仕事にも活かせる可能性があります。もちろんこの経験だけで、未経験業界の企画職にキャリアチェンジするのは難しいかもしれませんが、経験のある業界の企画職であれば、その取り組みや工夫した姿勢が評価される場合があります。

まずは自分の経験やこれまでのキャリアを、紙に書いたり、信頼できる第三者(友人や家族、転職エージェントなど)との会話の中で振り返ってみましょう。このように自分のキャリアを整理して考えることを、キャリアの棚卸しと呼びます。

20代女性が今注目している仕事ランキング:第2位…ITエンジニア職

第2位はITエンジニア職。2020年から今もなお続くコロナ禍でも、順調に売り上げを拡大している、IT・通信業界。そんなIT業界を代表する職種、ITエンジニアがランクインしました。エンジニアというと男性のイメージが強い職種ではありますが、ここ数年で女性のエンジニアも急増しています。黙々と作業するのが好き、でも手に職もつけたい…、そんな方にぴったりな仕事でもあります。

エンジニアの仕事は開発だけではなく、運用保守・監視など様々に分岐しています。エンジニアの中でも、より自分にフィットしそうなポジションを探してみるのもいいかもしれません。

エンジニアは言語理解が必須ですが、20代の若手は勉強する覚悟があれば、経験は浅くてもポテンシャルで採用される可能性もあります。

ただ、言語やトレンドは日々アップデートされるため、入社の時だけではなく、その後も学び続ける姿勢が重要です。また、エンジニアといえばコツコツと作業するだけ…と思われがちですが、社内担当者・クライアントとの打ち合わせが発生する場合がありますので、折衝力も必要です。

未経験から事務職への転職ならWORXデジタルウーマン

WORXデジタルウーマンは、DX時代に必要なデジタルスキルの習得と、事務職への転職が同時に叶う、女性のための新しいキャリアのカタチです。PC初心者もあきらめないで、人気のオフィスワークにチャンレンジ!

20代女性が今注目している仕事ランキング:第1位…営業職

20代女性が今注目している仕事ランキング、第一位は営業職です。新規開拓からルート営業まで業務内容は様々ですが、顧客折衝能力や提案力が必要とされる仕事は、大きな経験として評価されます。また、営業職として働いていた事実そのものが、ガッツを感じさせるアピールポイントになります。

とはいえ、少し前ならバリバリ働けていたけれど、20代も後半になり、営業職は体力的にもキツい…という方におすすめなのが、カスタマーサクセスやインサイドセールス。

カスタマーサクセスとは「CS」とも略されるポジションで、既存のクライアントに対して様々な提案をし、アップセルを図る役割を担います。例としてはRPAなど企業向けのサブスクサービスの導入後フォローを、CSが対応するケースが多くあります。名称が似ていることから「カスタマーサポート」と混同されますが、顧客の不明点解決のみならず、オンボーディング(導入)・各種フォロー・さらに単価UPを提案するといった、カスタマーサポートからもう一歩踏み込んだ攻めのスタイルが特徴です。

>>カスタマーサクセスに関する記事を読む

また、インサイドセールスもコロナ禍で更に注目が集まっています。こちらは直訳するとinside(内側の)sales(営業)、つまり内勤営業を意味します。インサイドセールスは、電話・DM・FAX・メールなどあらゆる非対面チャネルを駆使して顧客を掘り起こし、新規開拓から商談のアポ設定までを担当。

実際の商談は一般的なイメージの営業職…つまり「フィールドセールス」が担当しますが、現在ではWeb会議システムの普及もあり、インサイドセールスがフィールドセールスも兼任し、クロージングまで行う場合も多くあります。

>>インサイドセールスに関する記事を読む

インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセス。この3つのポジションは密接に連携しており、インサイドセールスが獲得したアポをフィールドセールスが顧客化、更にカスタマーサクセスがその顧客をロイヤル顧客化するという、それぞれのセグメントでの動きがあります。この組織構成は「THE MODEL」という書籍に詳細が記されており、2021年の現在、多くのベンチャー・IT企業で取り入れられ始めています。気になる方はぜひ書籍もチェックしてみてください!

ライフイベントを意識している女性は、ぜひ参考に

このランキングは転職エージェント・MAP独自のデータに基づくものですが、どれもやりがいと挑戦に溢れた職種です。ただ、仕事は継続していくものなので、自分の希望と折り合わないと大変です。自分が重視する条件と掛け合わせて、あなただけのベストな道を見つけてみてください。

女性の転職なら、MAPウーマンキャリア

ライフステージの変化に左右されない強いキャリアが欲しい。スキルアップして、もっと活躍したい。そんな女性のための転職支援サービスです。