転職活動やキャリアについての悩みや疑問に、現役キャリアアドバイザーが答える「転職お悩み相談室」。今回は26歳・大手スポーツジムトレーナーの男性からのお悩み相談です。

ジムトレーナー・男性(26歳)の転職お悩み

大手スポーツジムのトレーナーとして勤務して4年目になります。 入社3年目からは後輩の指導やマネジメント、売上管理を任されるようになりました。職場の人間関係は良好で、やりがいも感じています。ただ、このまま30歳を過ぎて現場でトレーナーを続けるイメージが持てないのです。

また、仕事柄トップアスリートや経営者の方と接することが多く、同年代で成功している彼らから刺激を受け「自分もビジネスパーソンとしてもっと成長したい!」とも考えるようになりました。

本社のポストには空きがなく、異動の可能性がないことから、密かに転職活動を進めているものの、うまくいっていません。

20代のうちに未経験の仕事にチャレンジしたくて、リサーチやWEBマーケティングの仕事に応募しているのですが、なかなか内定がでず焦っています。

26歳でジムトレーナーからの異業種転職は難しいのでしょうか?可能性があるとすれば、どんな仕事への転職が可能でしょうか? 

転職のプロからのアドバイス

1. 店舗管理経験が活かせる仕事に注目

相談者様のジムトレーナーとしてのご経験で自己PRの材料となるのは、主に対人折衝力・店舗管理・マネジメント経験です。現在希望されているマーケティング職に求められる経験値とは方向性が大きく異なる点が、転職活動に苦戦されている要因ではないでしょうか。

今持っているスキルを活かして、違った領域の力を身につけるのであれば、タウン誌や求人、Web広告などの企画営業をおすすめします。

これらは営業といっても、店舗コンサルティングの視点と提案力が必要な仕事です。既にお持ちであるスポーツジム運営に関する知識に加え、広告営業を通じて多様な業種やエリアを対象としたマーケティングの知見が身につきます。

接客・サービス業で培ったコミュニケーションスキルを活かせる法人営業を経験しておくことで、今後希望とするマーケティング関連職へのキャリアチェンジがしやすくなるでしょう。

未経験職種へ転職するリスクも考慮して

法人営業経験を経由せずとも、未経験でマーケティング関連職を目指すことは可能です。多くはありませんが、未経験者歓迎求人もあります。

ただ、未経験職種で全く知識のない業界やサービスを扱うのは、想像以上に厳しいもの。実務に必要なスキルの習得以外にも、業界の知識や専門用語の理解など、勉強すべきことはたくさんあります。

新しい知識を素早く吸収することに抵抗がなく、自発的に学習できる人には刺激的な経験になりますが、そうでなければ辛い思いをする可能性も。未経験の仕事にチャレンジするメリットだけでなく、大幅な方向転換で生じるリスクも事前に確認しておきましょう。

営業経験は将来的に武器となる

最初に「一度法人営業を経験してから改めてキャリアチェンジを」とアドバイスしたのには理由があります。マーケティングだけでなく、人事や企画などの仕事に未経験で挑戦する場合にも、法人営業の経験は大きな自己PR材料となるのです。

営業職は数字を追うハードな仕事だから…と、敬遠される方もおられますが、新規開拓営業だけでなく、既存顧客向けの営業や反響営業など、営業手法はポジションや企業によってさまざま。自身の強みが活かせる営業スタイルが、必ずあるはずです。

次につながるステップとして営業を3年間経験しても、まだ20代。「法人営業経験は、30代以降のキャリアに繋がる強い武器になる」と考えて、ぜひ検討してみてください。

日本若者転職支援センター 井崎 麻結

今回のお悩み相談員

日本若者転職支援センター 井崎 麻結

東京都出身。大学院卒業後、アミューズメント系専門学校の教務事務として3年間勤務したのち、キャリアアドバイザーに転身。プライベートでは最近始めたばかりのスノーボードにハマり中。

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