出版業界からの転職。雑誌編集者からSNSマーケティングプランナーへ。
専門誌の編集者から、SNSマーケティングエージェンシーのコンテンツプランナーに転身した黒井さん。いくつか登録した転職エージェントの中から一社を選んだ理由は、初回面談で、担当アドバイザーが言ったひとことでした。
Profile
黒井 勇冴さん 24歳
転職前:ダンス専門雑誌の編集
転職後:株式会社コムニコ コンテンツプランナー
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就活のルールを知らなかった学生時代
新卒で出版業界に入ったけれど、当時は就活のルールすらわかっていませんでした。
仕事として携わるなら、自分の好きなものじゃなければ続けるのは難しい。そう考えていたので、新卒時の就職活動では、もともと興味があった玩具や時計に関連する企業を志望していました。
当時は真剣に就活していたつもりでしたが、今考えるとちょっと甘く考えていたかな、と。
就職活動にどういう準備が必要なのかも知らず、ストライプのシャツで会社訪問したことも。本気度はあったけれど、就活の基本ルールを知らないまま動いていました。
そんな状態でしたから、もちろん結果は全滅。どうしようかなと考えていた夏頃に、知人の紹介でダンス専門誌を発行している出版社が、新卒採用をしていることを知りました。これは、大学時代、部活で社交ダンスをやっていた縁で舞い込んできた話。その方の紹介で面談の機会を得て、無事採用されました。
新卒で入社した出版社では、社交ダンス専門誌の編集を担当。取材して記事を作るといった純粋な雑誌編集業務以外にも、イベントの開催やDVD作成のディレクション業務、さらにはSNS運用など、幅広い仕事を経験することができました。
就活当初は編集者の仕事や、ダンス業界に携わることはまったく考えていませんでしたが、結果として「好きが仕事に繋がった」形に。ダンスの情報に囲まれて、毎日をとても楽しく過ごしていました。
編集の仕事に魅力を感じて転職を決意
仕事を続けるうちに、ダンスに関わるのが楽しいのはもちろんですが、純粋に編集という仕事にやりがいを感じるようになっていきました。例えば、プロダンサーの先生がDVD撮影の時に使う専門用語を、もっと噛み砕いた言葉や表現を用いて、初心者にもわかりやすく伝える。その役目を担うことに、達成感があったんです。
業界に入ったからには社交ダンスの発展に寄与したい。大学時代の経験を活かして、社交ダンスの裾野を広げることができたら。その気持ちは今も変わっていませんが、自分が介在することによって情報を届ける面白さがどんどん大きくなってきて。ジャンルにこだわらず「情報を編集し、広く伝える能力」をもっと極めたいという思いが強くなり、転職を決意しました
実は転職を考えると同時に、起業という選択肢も頭に浮かびました。当時、SNSを活用して自分でコミュニティを作っていたので、このノウハウを活かしたビジネスができないかと。
でも、同じ業界で起業準備をしている先輩方もいたので、まだ経験の浅い自分が今のタイミングで同じ土俵に立つのは不利だと判断しました。24歳とまだ若いんだし、将来的に起業するにしても、さらなる経験と新たなアイデアを得てからでも決して遅くはないのではと。
結局、これまでの編集者としての経験と、人に情報を伝えたいという意欲を存分に発揮出来る場を求めて、転職活動を開始しました。
「絶対に大丈夫です」のひとことで、転職への不安が和らぎました
転職活動はまず複数の求人サイトに登録するところから始めました。自分で求人情報を検索して、企業のサイトを確認して。そんな方法で仕事探しをしていると、そのうちいろんな転職エージェントからメールが届き、この時初めて転職エージェントの存在を知りました。
ありがたいことに、自分はかなり多くのオファーやスカウトのメールをいただきました。でも、メールをチェックしているうちに、誰にでも同じテンプレートで一斉配信されているんだな、ということがわかってきて。自分が希望している職種とは無関係の求人へのお誘いも多かったので、途中からテンプレメールは読まなくなりました。
そんな中で登録したのは、自分宛てにメールを送ってくれた転職エージェント。これまでの経歴や、希望する仕事など、開示している情報を確認した上での連絡なんだなと、明らかにわかる文面でのメールが届いたのがきっかけでした。
登録後の初回面談で、印象に残っている一言があります。部活で取り組んでいた社交ダンスなど、自分が学生時代にやっていたことやこれまでの経歴を話すと、担当コンサルタントの田中さんはすぐに
「黒井さんなら、絶対大丈夫です」
と言い切ってくれたんです。
初めての転職活動で、正直不安も大きかったのですが、「絶対大丈夫」というその一言に安心して、この人にお世話になろうと決めました。
その後は、自分自身でまだ上手く言語化できていなかった、仕事に求めるものや、達成したいことなどを、田中さんに話しながら明確にしていく作業が始まりました。
通常は経験やポテンシャルに応じて
「希望される条件に合うのはこの企業のこういうポジションです」
といった形で求人を紹介されるかと思うのですが、田中さんはそれに加えて、どういう社風の企業と相性がよいか、働きやすいかといった視点でも考えてくださった印象があります。
田中さんにすすめられたいくつかの求人の中から、最終的にコムニコへの入社を決めました。
絶対負けない武器を身に付けたいと考えていた自分にとって、SNSマーケティングに特化して日本をリードし、世界に挑戦する企業はとても魅力的だったし、独特な社風にも惹かれて。
企業理念やコムニコード(https://www.comnico.jp/company/comnicode)を読んで、行動指針を洗練された言葉で表現できるのがかっこいいと感じ、この企業で働いてみたい!と思ったんです。
結局、転職活動に費やした期間は1ヶ月ほど。当時出版社に勤めていたこともあり、締め切り間際で連絡する時間が遅くなることも多かったですが、田中さんが根気よく付き合ってくださったおかげで、効率の良い転職活動ができました。
コムニコは、上昇志向が強い人には最高の環境。誰もがチャレンジができるのが魅力
コムニコは、Facebook、Twitter、Instagram、LINE、YouTubeなど、企業のSNS活用において、戦略立案からアカウント開設・投稿作成・効果検証・レポート・炎上対策までワンストップでサポートしています。
入社して驚いたのは、情報量の多さ。コムニコには有益な情報を社内でシェアする文化が浸透しており、日々様々な業界の最新情報が飛び交っています。自分の担当分野以外の情報にもキャッチアップしていく必要があるので、これまで専門誌で仕事をしていた自分は、スピード感についていくのが大変でした。
これは入社して1年が経過した今でも同じ。現在はいくつかのクライアントを担当するようになりましたが、日々勉強という姿勢は変わっていません。
もともとはSNSアカウント運用の仕事に「代行業」というイメージを持っていましたが、入社後はガラッと考え方が変わりました。現在、コムニコを母体とする一般社団法人SNSエキスパート協会(https://www.snsexpert.jp/)の認定講師も担当しているのですが、人に教えることや、セミナーのスピーカーをやるのも楽しいと思い始めていて。
SNSと、そこから派生する仕事には、まだまだ多くの可能性があります。例えば、まだwebの活用に積極的ではない業界を、SNSの力で盛り上げることができたら面白いな、とか。これはコムニコに入社するまでは出てこなかった発想ですね。
コムニコはとにかくオープンな社風なんです。
経営会議すら誰もが出入り可能なフリースペースで行われいて、Facebookでライブ配信もされている。加えて誰もが挑戦できる土壌も、バックアップ体制も整っているので、新しいことにチャレンジしたい、上昇志向の強い人にとって、最高の環境ではないかと思っています。
Data
株式会社 コムニコ
Facebook、Twitter、Instagram、LINE、YouTubeなど、企業のSNS活用を戦略立案からアカウント開設・投稿作成・効果検証・レポート・炎上対策までワンストップでサポートする事業を展開している。
親友にも自分のように、納得のいく転職をして欲しかった
転職後の生活は、とても充実しています。自分が介在することで多くの人に情報を届けたい、という当初の願いが叶って、SNSを通じて企業のファンづくりに貢献できることへの満足感は大きいです。また、存分に力を発揮できる会社で、のびのびと仕事ができる喜びも感じています。
自分がコムニコに入社した後、友人から転職の相談をされたので、担当してくれた田中さんを紹介したんです。初めての就職活動で何をすればわからない、と困っていたので、
「めちゃくちゃいい人だから!田中さんを頼れば間違いないから!」
って。
彼女は大学時代の2年間、社交ダンスでパートナーを組んでいた親友みたいな人。だからこそ、転職エージェント使ったらラクでいいよ、なんて適当なアドバイスでは足りないなと思って。
転職活動に失敗して欲しくないという想いから田中さんを紹介しましたが、彼女も転職先で活躍していると聞いて、自分もうれしいです。
転職活動をはじめる方へのアドバイス
転職が万人にとって必ずしもベストな選択とは思っていません。実際失敗した人も知っています。向き合わなければいけないものから逃げるためだけの転職は難しいのではないでしょうか。
2.「やりたい」を明確にしてから転職活動を
自分がこのパターンでしたが、「こういう仕事がやってみたい、こういう能力が高められる環境が欲しい!」というモチベーションありきの転職は成功しやすいと思います。
3. 面談では言葉選びにこだわる
田中さんからのアドバイスで心掛けていたのは、常にポジティブな表現に言い換える癖をつけること。 例えば「なんの能力もない」だとネガティブですが「伸びしろがある」だと前向きに聞こえますよね。 面談だけじゃなく、日常生活でも使いたいテクニックです。
担当アドバイザーのコメント
黒井さんは大学時代に、社交ダンスの大会で日本一を経験している方です。何かで一番になったことがある人は、絶対に大きな成功を掴みたくなるし、その力もある。それだけはお伝えしたいと強く思いました。24歳という若さでの転職では、これまでのご経歴から希望するポジションへの転身が難しいケースもあります。経験者のみ募集のポジションであっても、「御社に合いそうな人ですから、未経験者ですが面談をお願いします」と企業側に掛け合えるのは、私たちエージェントの強みです。
Adviser
MAP 田中 亮多
東京生まれ。 30歳で転職エージェントMAPに入社。20代の頃はブレイクダンスに明け暮れる日々を送った経験を持つ。社内プロジェクト立ち上げなどの実績多数。
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