将来はボイストレーナーとして独立するという目標を持っているS.Aさん。学生時代から続けていたコールセンターの仕事にピリオドを打った理由や、将来の夢まで見据えて挑んだ転職活動についてお聞きしました。

S.Aさん 27歳

Profile

S.Aさん 27歳

転職前:コールセンター(派遣社員)
転職後:求人広告の提案営業(正社員)

高時給に惹かれたコールセンターのやりがい

大学卒業後は、自分のやりたい仕事や方向性が分からず、派遣会社に登録。様々な就業先でコールセンターの仕事を2年ほど続けていました。

コールセンターの派遣を選んだ理由は、学生時代にアルバイト経験があったから。

大学入学当初は数学の先生を目指しており、専門性を活かして家庭教師のアルバイトをしていました。しかし家庭の事情で自分の学費だけでなく、妹の学費も工面しなければいけない立場になったため、時給が良いコールセンターでアルバイトをしていたのです。

派遣社員としての2年間は一貫してコールセンター業務に携わっていましたが、派遣先が変わる度に業種や取り扱う商品は変わります。ロボット掃除機のトラブルシューティング、クレジットカード、銀行、スマートフォン、保険など、さまざまな業種を経験しました。

一番印象に残っているのが携帯電話会社での勤務。お問い合わせ電話終了後にアンケートをお願いしているため、目に見える形で感謝の気持ちを受け取れて純粋に嬉しかったです。

特に高齢者向けスマートフォンの操作説明は、明らかに困っている人からのお問い合わせが集中します。電話越しでは直接現物を使った説明ができないため、言葉だけで解決へ導びくための説明力が問われます。全く操作が分からない方にわかりやすくお伝えし、店舗まで行かずに自分の案内のみで解決できた瞬間には達成感がありました。

ずっと原因が分からなかったトラブルが、私のアドバイスによって解決したという声を頂いたときや、アンケートでお客様から「ありがとう」という言葉をもらった数が、所属部署の新人中1番だったときには、大きなやりがいを感じました。

将来の夢「独立」を見据えて、成長できる仕事を探す

コールセンターの仕事にやりがいは感じていましたが、ずっと派遣社員のままでいいのかという不安はありました。

派遣は色々な経験を積めるというポジティブな面があるものの、就業先を転々とする生活に漠然とした危機感も持っていたのです。

私は将来、ボイストレーナーとして独立したいという夢があります。そのためには勉強することがたくさんあるし、想像がつかないくらい大変なことも待ち受けているはず。派遣社員からいきなりボイストレーナーになれたとしても、自分自身に満足がいくのだろうかという疑問もありました。

考えた末、まずはステップアップのため「精一杯頑張った、やりきった!」と自負できるような仕事の経験を積もうと決意。アバウトなきっかけではありますが、とにかく次に進むために正社員の仕事を探すことにしました。

キャリアアドバイザーと二人三脚で仕事探し

履歴書や職務経歴書の準備はどうするか。どのように転職活動を進めていくか?方針が固まっていなかったため、最初から転職エージェントを利用しようと考えました。転職のプロにアドバイスをもらいながら、二人三脚で進めたかったからです。

転職エージェント比較まとめサイトで知ったMAPの担当アドバイザー・北村さんはとても話しやすい人でした。自分の生い立ちまで話してしまい、この人にお任せしようという気持ちになりました。

北村さんに「ボイストレーナーで独立したい」という目標についてもお話しした上で、転職活動の方向性を探っていきました。その結果、一般的な仕事とは少々毛色が違うボイストレーナーの仕事に直結させるのではなく、まずは業種や職種にこだわらず、広い視点で仕事を探すことに。独立という目標を見据えたときに、正社員として就業した経験がプラスになりそうな仕事や企業を数社紹介してもらいました。

書類添削や面接対策を北村さんにお願いしながら、応募したうちの7社で面接。そのうち一社で出会った面接官の真摯な対応に強く惹かれました。聞けばなんと、キャリアカウンセラーの資格を持っているとのこと。だからでしょうか、いい意味で面接っぽさがなく、自分の考えをリラックスして話すことができました。

独立が目標であることを面接で伝えると渋い顔をされる、というイメージがあったのですが、この人になら話してもよいのでは?と思え、自分の夢についても包み隠さず伝えました。すると「自社のこの面はあなたに合っているが、この面は合っていないかもしれないよ」などと、ざっくばらんなフィードバックをしていただけました。

大手のブランドネームに魅力を感じたことも事実ですが「この企業でなら、きっと成長ができる」と思い、入社を決めました。

人材紹介は、介在価値を実感できる仕事

緊急事態宣言が発令される直前の4月1日に入社し、リモートで研修がはじまりました。

受講者はもちろん、講師側もオンライン研修は初の試みです。その分苦労はあったものの、同期の存在に助けられ、楽しく研修を終えることができました。

研修後すぐは求人メディアサイトの部署でテレアポやオンラインでの商談、書類作成を担当。その数ヶ月後には人材紹介事業部に異動になりました。現在は週1の出勤日以外は出社と在宅勤務が半々という、かなり働きやすい環境で仕事ができています。

配属先の人材紹介事業部では、採用を通じて課題解決に貢献できるところに、やりがいを感じています。また、クライアントと深く向き合う場面が多いため、自分の介在価値を実感できます。

私は求人票を作成するにあたり、社内の雰囲気を自分の目で見ておきたいという気持ちが強いんです。だから今の状況でもクライアントが許す限り、感染対策を徹底しながら現地でヒアリングしています。

求める人物像、性格・スペック等の要件を細かく聞き出す必要があるので、コールセンターでお客様を課題解決に導いてきたヒアリング力が、今の仕事にも活かせているのではと考えています。

異動直後は上司に同行しながら仕事を学びましたが、現在は無事にひとり立ちできました。将来の夢であるボイストレーナーとして独立につながるよう、今の仕事を精一杯がんばっていきます。

転職活動をはじめる人へのアドバイス

転職活動には段階があります。

まずは転職の軸を定めてから情報収集をはじめ、実際に選考に進み、内定を獲得する。現在正社員であれば、退職交渉が一筋縄ではいかない、といったケースもあるのではないでしょうか。

いろんな場面で転職エージェントは頼りになりますが、中でも一番最初の「軸」を決める際に大きな力となってもらえます。自分がどうしたいのかわからない状態では、転職活動は進められません。最初に軸をはっきりさせて、ぶれないようスタートすることが大事です。

担当アドバイザーのコメント

S.Aさんは大学時代、家計を支えるためにアルバイトに励んでいたという苦労人。そんな側面を知るうちに「なんて真面目な人なんだろう!」と感銘を受けました。しかし年齢やご経歴から、転職を楽観視できる状況ではありませんでした。

そこで仕事を頑張るモチベーションは何かとお聞きすると「ボイストレーナーで独立すること」という確固たる目標をお持ちとのこと。

将来の目標に近づくための道筋をいくつかご提案をしたところ、柔軟に受入れていただき、目標から逆算した転職活動を進めました。

転職活動中の努力はもちろんのこと、夢を叶える方法を多様なアプローチで考えられる柔軟さが、S.Aさんの素晴らしさだと感じました。

転職軸をしっかりと定められる方は、面接時に話す内容に説得力が生まれます。将来どんな方向に行きたいか、しっかりと悩み、考えることも、転職活動では大切ですよ。

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