人気のオフィスワーク、事務職!一般事務への転職は難しい?
事務職の中でも一般事務は、女性からの人気が特に高いポジションです。
PCの普及などである程度業務が自動化された現在でも、一般事務職の求人はすぐに応募の枠が埋まってしまうほどです。
今回はそんな人気の「一般事務職」の特徴と、働く上でチェックした方が良いポイントを紹介します。
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【事務職に転職】一般事務はなぜ人気?今から事務に転職できる?
一般事務はなぜ、人気が高いポジションなのでしょうか。
理由としては、
- デスクワークである
- 特別な資格、経験が不要
- ノルマ(数字目標)がない
などが挙げられます。
基本的に座ってできる仕事なので体力は不要。営業のようにノルマがなく、精神的な負担が少ないことに加え、特別な資格やスキルも必要ないケースがほとんどです。そのため求職者は事務職に対して、挑戦しやすく働きやすいイメージを持っているケースが多いようです。
では、実際に事務職未経験の状態で、一般事務職に就職するのは簡単なことなのでしょうか。
2020年の有効求人倍率を見てみると、事務職全体で0.33倍、中でも一般事務職は0.26倍となっています。
参考:厚生労働省|職業別一般職業紹介状況【実数】(常用(含パート))
有効求人倍率とは、求職者1人あたりにつき何件の求人があるのかを示す指標です。
有効求人倍率が1倍を下回ると「求人数に対して求職者数が多い=人気の職種」となります。
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響があったとはいえ、全ての職業での有効求人倍率が0.97倍であることを踏まえると、一般事務職はかなりの狭き門と言えます。
一般事務への応募・志望動機の考え方
一般事務を志望する理由は人それぞれですが、主に上記にあげたような3つの特徴に魅力を感じている人が多いのではないでしょうか。
しかし、
- デスクワークである
- 特別な資格、経験が不要
- ノルマ(数字目標)がない
この3つはいずれもストレートに履歴書に記載すると、仕事内容に魅力を感じているというよりは条件の部分に魅力を感じているように受け取られてしまいかねません。
そこでおすすめしたいのが、「その会社の」「一般事務で」働きたい明確な理由を記載すること。
以下を参考に、志望動機を組み立ててみましょう。
人のサポートが好き・得意・やりがいを感じる
例えば販売などサービス経験のある方なら、店舗全体の状況を把握して同僚をサポートする役割にやりがいを感じていた、社内の人のサポートができる事務をやってみたいと思った、など、「誰かを支える仕事に魅力を感じている」ことを伝えるのが良いでしょう。
「楽そうだから」「なんとなく」というイメージではなく、一般事務という仕事に対して真剣に向き合っている印象を与えられます。
PCスキルを身につけたい
上記のような販売・サービス、そして事務の経験がないといった全く未経験の状態でも大丈夫です。
例えば、「日々の業務を通じてPCスキルを身につけたい」「PC使用経験はないが自宅で資格の勉強をしている」など、実現のための努力をしている姿勢を伝えられればOK。
前向きに仕事に取り組める人という印象に繋がります。
MOSなどの資格を実際に取得して、学習意欲をアピールするのも良いでしょう。
また、現在は新型コロナウイルス感染症の影響によりリモートで面接を行う企業が多いため、自宅にPCを用意できるとなお良いです。
「その会社で働きたい」意欲をアピール
面接では時に「他にも同じような募集があるのでは?」「そちらに応募しなくて良いのですか?」と尋ねられることもあります。
採用担当者が、自社への志望度を確認したいためにする質問です。
そんな時のために、あらかじめ社風や事業内容を詳しく調べ、魅力に感じる点を自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう。
「競合他社の情報も調べた上でこの会社を選んだ」ということを伝えられれば、業界研究の姿勢もアピールできます。
これらを参考に、自分なりの志望動機を工夫して書いてみましょう。
一般事務で働くデメリットは?
そんな人気の一般事務職にも、もちろんデメリットがあります。
どんなポジションにもメリット・デメリットはありますが、ここでは一般事務で考えられるデメリットを3つ、挙げてみました。
年収UPに繋がりにくい
事務職は前述の通り、毎月のノルマや目標が設定される職種ではありません。
しかし目標がないということは、裏を返すと達成した時のインセンティブも支給されないということです。
成果や実績が見えにくいポジションであるゆえに年収UPを狙いにくい上、そもそも年収自体が高く設定されていないケースが多いのです。
正社員の募集が少ない
時代は令和になり、多くの女性が正社員で働きたいと考える世界観になりました。
しかし一般事務職は、正社員での募集が少ないポジションの一つでもあります。
一般事務に関してはコストを抑えたいと考える企業も多く、その募集の多くがパートタイマーやアルバイトです。
中には「事務職=誰でも従事できる、代わりがきく」といったイメージを持っている企業や人も。
前述の年収の内容と合わせると、モチベーションを保つのが難しいポジションとも言えます。
環境によっては残業が多い場合も
リソース不足やDX化されていないなどの理由から、業務ボリュームが多い事務職も存在します。
もちろん繁忙期であれば、どんな事務職の方も多少の残業は発生するものですが、上記の理由で常に残業過多になってしまうケースもあります。
事務職にライトなイメージを持っているほど、そのギャップに悩むことになってしまいます。
一般事務に転職希望の方におすすめの仕事
一般事務職は、競争率が高く、デメリットもあることがわかりました。
「ちょっとイメージと違うな…」と思う方もいるのではないでしょうか。
では、一般事務希望の方におすすめの職種は他にあるのでしょうか?
<おすすめポジション>カスタマーサクセス
カスタマーサクセスは、日本でもすっかり浸透した「CS」と呼ばれるポジション。
カスタマー(customer=顧客)をサクセス(success=成功)させるという名の通り、営業担当が獲得してきた顧客が、そのプロダクトや商品を使ってどう業績を伸ばしていくかをサポートする仕事です。
簡単に表現すると、営業と後述のヘルプデスクの中間のような業務内容になりますが、職種としては「営業」に分類されることがあります。
クライアントをどう勝たせていくか?考え、戦略を立てる仕事は非常にやりがいがあり、面白さを実感できるポジションです。
場合によってはクライアントからの売上やチャーン(解約)ゼロなどの目標を持つケースもあるため、ノルマに抵抗がない方には特におすすめです。
顧客折衝も多くありますが、リモートワークで活躍しているCSも実際に多く、デスクワークだけは譲れない方は検討する価値があるのではないでしょうか。
<おすすめポジション>ヘルプデスク
デスクワークを希望する方には、ヘルプデスクもおすすめです。
お問合せがあった場合に、質問や不明点に答えて解決に導くのがヘルプデスクの仕事。
電話対応のイメージが強いですが、最近はメールやチャットでの問い合わせ対応も普及しています。
特別な資格やスキルは不要ですが、担当する商品・サービスの知識は十分につけておく必要があります。
また、お客様は法人の場合も個人の場合もあるため、さまざまなリテラシーのレベルの人に寄り添い、解決策を導き出すというのも大きなポイント。
一見単調な仕事のようですが、ヘルプデスクの対応によって、クレームの問い合わせから商品・企業のファンになったという例もあります。腕の見せ所も多くあり、会社を代表して顧客と接点を持つ「企業の顔」的なポジションです。
【事務職に転職】一般事務で働くための第一歩!
一般事務で、かつ良い条件で働くためには、求人を上手に探すことがポイントになってきます。
しかし転職サイトなどで一般公開されている求人は、月給が比較的安く抑えられていたり、雇用形態が正社員ではないパターン(パートタイマーなど)も多いものです。
そこで活用したいのが転職エージェント。
転職エージェントでは非公開求人も多く扱っているため、自分では見つけられないような、良い条件の一般事務職を紹介されるケースもあります。
また、一般事務以外でも理想の働き方が叶うポジションを効率よく探せるといったメリットもあります。
ぜひ、転職エージェントも上手に活用し、希望の求人に応募してみましょう!
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