20代は夢と挑戦の時代。SESエンジニアとして経験を積む中で、時折「これでいいのか?」と疑問が湧くこともあるのではないでしょうか。

エンジニアとしての経験は、解決力や論理的思考を身につける素晴らしい土台となります。

しかし、自分の働き方に疑問が湧いた時には枠組みに囚われず、広い視野でキャリアを見つめ直すことが重要です。

SES以外の環境でエンジニアとして働くのか、それとも完全に異なる職種にキャリアチェンジするのか。一度立ち止まって自分自身の志向をじっくり考えてみましょう。

エンジニアを辞めたい、向いてない!でも、転職先がわかりません。

【SESエンジニアからの転職】SES以外の選択肢

まず、SES以外の形でエンジニアを続ける場合、フリーランスや起業などの道があります。

雇われるのではなく、自分が事業主や雇用主となって、エンジニアの仕事を続けるということです。

いずれの環境でも、SESで培った技術力やプロジェクトマネジメントのスキルを生かせる可能性があります。

では、SES以外のエンジニアには、どのような選択肢があるのでしょうか。

いくつか例を挙げてみます。

  • ソフトウェア開発:
    • ソフトウェア開発は広範で、ウェブ開発、モバイルアプリ開発、組み込みシステム開発などが含まれます。プログラミング言語に精通し、主にソフトウェアの設計・開発・テストなどに従事します。
  • ネットワークエンジニア:
    • ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計、構築、保守、トラブルシューティングなどを担当します。通信プロトコルやネットワークセキュリティの知識が必要です。
  • ハードウェアエンジニア:
    • ハードウェアエンジニアは、コンピュータや電子機器のハードウェア設計、製造、テストなどに従事します。電子工学やコンピュータアーキテクチャの知識が必要です。
  • データサイエンティスト/データエンジニア:
    • データサイエンティストはデータを分析し、必要な情報を導き出す仕事をします。また、データエンジニアはデータの収集や処理などデータの基盤を構築します。
  • セキュリティエンジニア:
    • セキュリティエンジニアは、情報セキュリティを担当します。脆弱性の評価、セキュリティポリシーの実装、侵入テストなどが含まれます。
  • クラウドエンジニア:
    • クラウドエンジニアは、クラウドプラットフォームを活用してシステムを設計・構築します。クラウドサービス(AWS、Azure、Google Cloudなど)の知識が必要です。
  • ロボティクスエンジニア:
    • ロボティクスエンジニアは、ロボット技術の開発や制御、センサー技術の応用などに従事します。
  • 電気エンジニア:
    • 電気エンジニアは、電気システムや回路の設計・保守、電力供給の最適化などに関与します。
  • システムアーキテクト:
    • システムアーキテクトは、大規模で複雑なシステムのアーキテクチャを設計します。全体の構造や相互作用を理解し、適切なソリューションを提供します。

エンジニアと一言で表しても、その種類は多岐に渡ります。

自分のスキルや経験を活かせるのはどんな環境か、その可能性をしっかり考える必要があります。

【SESエンジニアからの転職】完全なるキャリアチェンジ

一方で、エンジニアの仕事から離れ、全く異業種・異職種の仕事に就くのも一つの選択肢です。

これまでの経験を役立てるだけでなく、新しい分野に挑戦し、自分の可能性を広げることで、大きな成長につながります。

また、SESエンジニアとして培ったコミュニケーションスキルや問題解決能力はどの分野でも活かすことが可能です。

「専門知識くらいしかないから、汎用性がない…」と悲観せず、一度自分のやってきたことを振り返ってみましょう。

以下は、SESエンジニアで身に付くソーシャルスキルの一例です。

SESでのエンジニア経験によって、専門知識以外にも仕事に活かせるこんなスキルが身についているのではないでしょうか。

  • プロジェクト管理と協力能力:
    • SESでは多くの場合、大規模で複雑なプロジェクトに参加するため、プロジェクト管理スキルと他のメンバーとの協力能力が不可欠です。タスクの適切な管理、進捗の追跡、コミュニケーションスキルが必要になってきます。
  • 問題解決力:
    • システムエンジニアリングは顧客の課題解決のためのシステム設計・開発が主な役割です。複雑な技術的課題に対処する能力や、異なる分野の情報を統合して解決策を見つけるスキルが求められます。
  • コミュニケーションスキル:
    • 技術的なアイディアを非技術者にも理解してもらうためには、明確で効果的なコミュニケーションスキルが必要です。加えて、報告書の作成やプレゼンテーションスキルも重要になります。
  • クライアント対応力:
    • SESはクライアントのニーズを理解し、それに基づいてソリューションを提供することが求められます。顧客とのコミュニケーションスキルや要件定義のスキルが重要です。
  • 安全性への理解:
    • システムエンジニアはセキュリティに関する基本的な知識を持っている必要があります。データの保護、脆弱性の管理、ソリューションの提供が求められます。
  • 学習能力と柔軟性:
    • エンジニアの技術環境やトレンドは常に変化しています。新しい技術やツールに迅速に適応し、学ぶ柔軟性が必要です。
  • 品質管理:
    • 高品質のシステムを構築するためには、品質管理のスキルが必要です。テスト計画の策定やデバッグのスキルが求められます。

自分ではなかなか気づきにくいですが、知らず知らずのうちに多様なスキルが身についているのがSESエンジニア経験者の特徴です。

中でも、プロジェクトマネジメントやデータ分析のスキルは幅広い業種で求められます。

自分の経験を一度振り返り、他の分野でのキャリア構築を考えてみるのも良いでしょう。

【SESエンジニアからの転職】未知の世界への挑戦

エンジニアを辞めることは、新たな未知の世界への挑戦です。

SES以外でエンジニアを続けるか、それとも全く異なるキャリアに進むか。どちらを選ぶにせよ、自分の可能性を信じて、前向きに将来を考えてみましょう。

不安な時は、エンジニア転職のプロに相談するのも一つの方法です。

キャリアクチャーでは脱・エンジニアを視野に入れているみなさんのご相談に柔軟に対応します!

求人紹介だけでなく、自身の強みを知る自己分析やスキルの棚卸しにおいても、お役立ていただけます。

まずはぜひ一度、ご相談ください!

エンジニアの転職を数多くフォローしてきたアドバイザーが、あなたの転職活動をきめ細やかにフォローします。

ITエンジニアからのキャリアチェンジ 専⽤転職エージェント

経験を活かしてキャリアチェンジしたいエンジニアのための転職エージェント。20代のITエンジニアが、異業種転職に成功しています。