転職活動やキャリアについての悩みや疑問に、現役キャリアアドバイザーが答える「転職お悩み相談室」。今回は31歳・営業職の女性からのお悩み相談です。

営業職女性(31歳)のお悩み

接客販売の仕事から、無形商材を提供する企業に転職。個人営業を担当し、2年が経ちました。

今の仕事はやりがいがあり、社内の人間関係も良好です。しかし拘束時間が長く、家庭との両立が難しいことから、2度目の転職を意識するようになりました。

残業時間は平均して月50時間程度で、繁忙期は帰宅が23時を回ることもあります。幸い、夫は私の仕事を理解してくれており、家事も分担してなんとかやっています。でも、平日は帰ったら寝るだけで自分の時間が持てないのが辛い。やりがいがある仕事とはいえ、今後子供ができた時のことを考えると、長く続けられないのではという不安もあります。

ワークライフバランスが叶う働き方ができるなら、大幅な年収アップは望んでおらず、職種もこだわりません。ただ、今後も人と関わる仕事をしたいとは考えています。未経験職種への挑戦も視野に入れ、どんな企業、職種を狙えばよいでしょうか。

転職のプロからのキャリアアドバイス

残業を減らして現職を続ける方法も考えて

月50時間の残業と家事の両立で、日々大変なご様子が伺えます。ただ、仕事内容や人間関係には大きな不満はないとのことなので、現職で残業の問題を解決する糸口を探ってみてはいかがでしょうか。

そもそも人手が足りていない、残業を美徳とする風土がある、上司や先輩より先に帰れない雰囲気が出来上がっているなど、環境要因の残業であれば、相談者様の力だけですぐに改善するのは難しいかもしれません。上司や同僚に相談して抜本的な改革に着手する必要があるでしょう。

逆に、スケジュール調整の方法や業務効率化など、ご自身の努力や工夫によって減らせる残業はないか考えることも大事。残業理由が外的要因ではなく、自分自身にあるとしたら、転職で環境を変えても同じ問題にぶつかってしまう可能性があるからです。

結果的に退職を選ぶことになったとしても、残業や働き方に関する状況把握と自己分析ができていれば、スムーズな転職活動が展開できます。

ワークライフバランスの改善が見込める仕事を狙う

残業を減らしたいのなら、明確に業務分担がなされている企業を選ぶべき。例えば営業ならインサイドセールスとフィールドセールスに担当が分かれているかなど、業務体制を確認しましょう。

また、業務範囲の広いポジションはやりがいが大きく魅力的ですが、その分仕事量が増えるので覚悟が必要です。

ワークライフバランスの改善目的で営業から事務職への転身を希望する方も多いのですが、1人で複数人の営業をサポートするアシスタントや、小規模ベンチャーのバックオフィス業務などは業務が属人化しがち。営業以上に多忙を極めることもあります。「事務はラクそう」などと、職種だけで判断するのは間違いです。

また、個人のお客様相手の営業となると、夜遅くまで対応せねばならないケースも。同じ営業職でも法人営業や、ある程度対応時間をコントロールできるような商材を扱う企業なら、ワークライフバランスを改善できる可能性は高くなります。フレックス制度の有無、女性社員の活躍実績なども転職先選定にあたり重視すべきポイントです。

販売、個人営業経験を活かせる仕事がおすすめ

職種にこだわりはないとのことですが、転職で環境を変えることはそもそもハードなもの。加えて、まったく未経験の職種にチャレンジするとなると、キャッチアップに相当の時間と労力を費やすことになります。ワークライフバランスの改善を目的に転職したのに、逆に疲弊してしまっては意味がありません。できる限りこれまで経験した業種、職種の知見を活かせる転職をおすすめします。

例えば同じ業界で法人営業にチャレンジしてみる。自分でスケジュールを管理できる生命保険営業なども狙い目です。販売や営業など、数字を追う経験が活かせる仕事であれば、ワークライフバランスを改善しつつ、年収を大きく下げずに転職できる可能性は十分ありますよ。

できることとやりたいこと、年収など待遇面のバランスを整理し、優先順位をつけて転職活動に挑んでください。

MAPウーマンキャリア 水上 若南

今回のお悩み相談員

MAPウーマンキャリア 水上 若南

社内表彰を多数受賞する社内トップアドバイザーとして活躍中。前職は大手旅行会社、趣味は美味しいものを食べること。好きな言葉は「何とかなる!」

女性の転職なら、MAPウーマンキャリア

ライフステージの変化に左右されない強いキャリアが欲しい。スキルアップして、もっと活躍したい。そんな女性の転職とキャリアアップをサポートする転職エージェント、MAPウーマンキャリア。アドバイザーは全員女性だから、安心して相談できます。