このままのキャリアでいいの?仕事の悩みと不安を解消する6つの方法。
新卒や転職で入社してしばらくたち仕事に慣れてくると、キャリアについて漠然とした悩みが生まれてきます。
「自分のキャリアは、このままでいいのか」「仕事で目指す方向がみつからない」
今の仕事について、こんな不安を感じた経験はないでしょうか。
同僚や後輩の充実した姿をみて不安になったり、転職に成功した友人をみてうらやましくなったり。焦るあまりに仕事に集中できなくなることもあります。
自分のキャリアプランはこのままでいいのか?そんな迷いや不安が生じる原因と、もやもやの解決方法をご紹介します。
仕事への不安が生まれる理由
仕事への不安が生まれる原因は多数あります。まずは自身が感じている漠然とした不安の原因を突き止めて整理し、解消法を探りましょう。
仕事への慣れによる漠然とした不安
入社してからしばらくは仕事や環境に慣れるために必死で、その他のことに悩んでいる暇がありません。
しかし、徐々に今の仕事に慣れてくると「もしかして、もっと違う仕事を選ぶ道もあるのでは?」という漠然とした不安に襲われる時があります。
いつも同じ仕事内容や、代り映えのしない毎日で徐々に刺激を感じなくなり、違う選択をした自分を想像することが、不安の原因であると考えられます。
理想と現実のギャップ、プレッシャー
仕事の具体的な目標や「こうなりたい!」と目標を立てた時には、未来にワクワクするものです。しかし、思い通りの結果が出なかった場合、理想に追いつけていない自分に不安になることも。
これは周りの期待に応えたいがあまり、必要以上のプレッシャーを感じてしまうケースです。誰からも指摘されていないにも関わらず、自分で自分を追い詰めて不安になってしまうのです。
頭の中には自分なりの仕事のイメージ、キャリアの積み方があるにも関わらず、その通りにいかず気持ちの整理がつかなくなっている状態といえます。
寝不足による思考停止状態
睡眠時間が圧迫されるほどの多忙な状態も、不安を引き起こす要因となります。
仕事やプライベートで忙しく、目の前のことに一生懸命になるあまり寝不足が続くと、物事を整理して考える力が衰えてしまうケースも。
思考回路が停止してしまうと自分が何をしているのか、どう行動すればよいのか分からなくなり、いろんなことに手をつけるだけで結果が出ないといった悪循環に陥ってしまいます。
他者の活躍への妬み
周りの昇進を素直に喜べない、自分と比較し妬んでしまう場合があります。
特に同僚や後輩、自分よりも年下の人が評価されることで、自分は認められていないのでは?と強く感じてしまい、今のキャリアに不安を抱いてしまうのです。
他者と比較することが「なぜ自分だけが評価されないのか?」という悩みへとつながるケースです。
仕事で本音を話せる相手がいない
仕事について本音で語り合える相手が社内にいない、同僚や上司に相談できないなど、人間関係の問題も仕事の不安につながります。
まわりが自分より活躍していてみんな忙しくしている、仕事の相談をすると、弱音を吐いていると思われそうで本音が言えないなど、周りの目を意識しすぎるケースも。
他者の動向が気になるあまりに本音を伝えることができず「今の環境は自分に合っていないのでは?」と思い始めてしまう状態です。
仕事の不安を感じやすい人とは
仕事をしていると誰しも少なからず不満や不安を感じるのものです。しかし、性格や過去の経験から、特に不安に陥りやすい人もいます。
過去に成功体験がある人
大きな成功体験がある人は、仕事やキャリアに悩みを抱える傾向があります。目標達成や大きなプロジェクトを成功させた充実感を味わった体験が、その後仕事の悩みや不安の原因となる場合があるのです。
- またあの時のように頑張れるはずだ
- 今上手くいかないのは自分が甘えている証拠だ
そんな風に自分を責め、なかなか結果が出せない現状に悩んでしまうのです。過去の成功体験が忘れられないことから、「もう一度あの時のようになりたい、頑張れば乗り越えられる」という気持ちが強く、自分のやり方に固執してしまう場合もしばしばです。
仕事に本気で向き合っている、責任感が強い人
責任感の強さはビジネスパーソンに必要な要素です。しかし度を過ぎると「何がなんでも自分だけでやらなければ」と思い込み、問題を1人で抱えこんでしまうことも。
責任感が強い人はその真面目さゆえに、仕事に対する情熱が突然プツリと切れてしまう危険性があります。
誰かに指摘されなくても、自分で自分を責めてしまう傾向が強い人は注意が必要です。
内向的で自分に厳しい人
社内は活気にあふれているのに、自分はその輪に入れていないと感じる時はないでしょうか。
- 自分一人で担当している業務がある
- チームは活躍していても、自分は貢献できていない
- 他部署の人に壁を感じてしまう
内向的な性格の人はもともと積極的なコミュニケーションが得意ではありません。加えて自分しか業務内容を理解していないなど、他者との連帯感が生まれずらい環境にあると孤独を感じやすく、自分がチームの足を引っ張っているような気分になってしまうことも。
「ワンオペ業務」は他の人と比べられずに済む反面、自分の成長を感じにくいことから、会社に貢献できているのかと思い悩む場合もあります。
仕事の悩みや不安を解消する6つの方法
仕事に不安を感じる原因がわかったら、それぞれに応じた方法で不安解消に向けて行動しましょう。
アウトプットで思考を整理する
人間は1日に約6万回もの思考を繰り返すと言われています。無意識のうちに考えてしまっていることも多く、自分の思考を正しく把握できていないことも十分考えられます。
自分が常日頃感じている「もやもや」の正体を整理するためにはアウトプットが有効です。
- 今考えていることを口に出す
- 箇条書きなどの文字で自分の思いを書き出す
いずれも自分の考えを整理できる方法です。頭の中にあるものを言葉に出したり、文字に書き起こすことで自分でも気づいていなかった思いや考えに出会えるかもしれません。
同じ悩みをもつ人達と課題を共有する
似たような悩みを持っていそうな同僚や友人と悩みを打ち明け合い、課題解決の方法を探るのもよい方法です。自分の気持ちを誰かに理解してもらえると、とても心強く感じます。
ただし、共感が同情になるようでは逆効果。会話がただの愚痴の言い合いになったり、一緒にマイナス思考に陥ったりしないよう、注意が必要です。
映画や読書からヒントを得る
娯楽要素の強い映画鑑賞や読書ですが、作品を通じて今自分に必要なヒントや考え方が得られるという効果もあります。
映画や本に詳しい人は博識なだけでなく、視野が広くて問題解決の引き出しが多いと感じたことはないでしょうか?直接仕事につながるビジネス書やハウツー本だけでなく、小説や伝記、紀行文などからも、仕事に必要なヒントは隠れているのです。
純粋な気分転換にもなるのは言わずもがな。普段あまり映画や本に親しんでいない人は特に試す価値ありの解消方法です。
いつもと違う行動を起こしてみる
仕事への慣れやマンネリが仕事の悩みにつながっている場合は、思い切って環境を変えてみましょう。
マンネリとは実は自分が作り出しているもの。転職や引っ越しといった大きなものだけでなく、意識すれば日々に変化を起こすことは可能です。
例えば、通勤経路や会社で座るデスクを変えてみる。マンネリ化した業務をより効率よく処理できる方法を考えてみる。これまであまり接点のなかった他部署の人をランチに誘ってみるなど、小さな行動からでも新鮮さは得られます。
いつもとは違う環境に身を置くことは、思考の切り替えを促します。一時的な気分転換になるだけでなく、冷静な思考を取り戻すことも期待できます。
不安や悩みについて考えることをやめる
時間は有限です。まだ若い今の時間は、永遠には続きません。同じ1時間を費やすならば
「仕事についてくよくよ悩んでいる時間」「楽しいことをしている時間」
どちらが軽やかな気持ちで過ごせるでしょうか。
気付けばいつも仕事の悩みや不安について考えてしまう。そんなときは思い切って、考えること自体をやめるのも、もやもや解消方法のひとつです。
無駄な思考を取り払うことの重要性は、ビジネスパーソンの間で瞑想やマインドフルネスが定着しつつあることからも明らか。考えても答えが出ないような不安や悩みに心を奪われるのはもったいないもの。意識的に不安から遠ざかる工夫をしてみましょう。
また、あまりにも強い不安が消えない場合は、心療内科などの専門機関に相談することも大切です。
仕事の相談ができる人に話してみる
自分一人で悶々と悩んでいても答えは出せず、堂々巡りになってしまうことが多いものです。
親しい先輩や同僚、または社外の友人や家族などの身近な人に、仕事の悩みや不安、今の気持ちを正直に打ち明けてみましょう。
思い切って人に打ち明けることでスッキリして、悩みが悩みでなくなることもあります。また、自分では思いつかないようなアドバイスをもらえるかもしれません。
知り合いに相談しにくい場合は、転職エージェントのキャリア面談を利用するのも方法のひとつです。
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仕事を楽しむには工夫が必要と心得る
物事の大小に問わず、人生とは毎日が選択の連続です。
- 朝着る服を選ぶ
- 今日のランチを食べる店を決める
- 引っ越し先を決める
誰しも日々このような選択をしています。普段は笑顔で過ごしている人でも「実はあの時は悩んでいた」ということはよくあること。日々悩み、仕事やキャリアについて考える行為自体も、決して悪いものではありません。
仕事の悩み事を「キャリアについて考える機会」と捉えれば、次に選択する行動は変わってきます。
仕事とは本来、自分の成長を実感できる楽しいもの。ただ、仕事を心から楽しむためには相応の努力や工夫が必要なのです。
仕事の悩みや不安にただ身を任せることなく、仕事をもっと楽しめるよう積極的に工夫する。そんな前向きな姿勢が保てれば、悩みや不安のへの対処法も見つかりやすくなるでしょう。
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