ブライダル業界からの転職。世相に影響されない環境を手に入れるには?ー転職お悩み相談室ー
転職活動やキャリアについての悩みや疑問に、現役キャリアアドバイザーが答える「転職お悩み相談室」。今回は26歳・ウェディングプランナーの女性からのお悩み相談です。
ウェディングプランナー(26歳・女性)の転職お悩み
ブライダル系専門学校卒業後、ウェディングプランナーとして4年間働きました。その後、別の業界にチャレンジするも労働環境が厳しく数か月で退職。現在は、再びブライダル業界にて働いています。
元々大好きな業界だったので改めてやりがいをもって働きはじめたところで、新型コロナウイルスの感染拡大が起こりました。挙式ができる状況ではなく、業務は激減。週休4日になった分、給与も削減され生活が厳しいです。業務再開の目途も立たないことから、新たな職を探すことにしました。
今回は非常事態とはいえ、20代半ばで早くも3回目の転職…。正直不安です。営業職特有の不規則な生活に疲れてしまったので、事務職でもいいかなと考えています。
世の中の動向に影響されづらく、これまでの経験を活かせるようなお仕事はないでしょうか。
サービス業からの転職ならgoody
goodyは販売・サービス経験者専用の転職支援サービスです。アパレルのほか、ブライダル、宿泊、旅行など、販売や接客経験で培ったホスピタリティスキルを活かせる転職をサポートします。
転職のプロによるアドバイス
スキルアップして、必要とされる人材を目指す
新型コロナウイルス感染拡大により世界中の生活が一変しました。サービス関連のお仕事の方は大変つらい時期だったと思います。
転職先として世相に影響されづらい業界を選ぶことはもちろん大事です。しかし、会社自体が安定しているという理由で応募しても、ご自身に相応のスキルがなければ選考通過すら難しいのが現実です。
そこで、転職活動と並行して資格取得やPCスキルをあげる勉強をすすめ、スキルアップを図ることをおすすめします。
過去にはリーマンショックや就職氷河期、そして今回の新型コロナウイルスと、いつ世界が変わるかは誰にも分かりません。企業から必要とされる人材になることが、人生100年時代を生き抜くコツです。
「好きを仕事に」ではなく、「仕事を好きに」なる
結婚、転職、引っ越しなどのライフイベントはよく似ています。結婚は、ただ好きという感情だけでは続きませんよね。転職も同じです。ずっと一緒にいられるか、つまり長く働けるかは、好き以外の条件も関わってきます。
転職市場での「好き」には、世間的にイメージがよい職種や仕事があげられがちです。しかし実際入社すると、イメージとのギャップが生まれ、長く続かないこともあります。
イメージだけで判断することなく、入社後に自分の仕事に誇りを持ち、自分の仕事が好き!と言えるようになる。それこそが理想的な転職ではないでしょうか。
長く働けるか、入社後にギャップが起こらないかなど、様々な条件を洗い出して、職種や企業を選びましょう。
おすすめは営業職。事務職なら一般事務以外を選んで
「事務職でもいいかな」という消極的な理由ではなく、自分のキャリアに必要なスキル、環境などを洗い出し、それが叶うような職種・企業を選びましょう。
これまで一貫して続けてこられた営業経験を活かすなら、やはり営業職での転職がおすすめです。営業に疲れてしまったとのことですが、営業職にもルート営業、インサイドセールス、カスタマーサクセスなどがあり、業務内容は企業によって様々です。
どうしても事務系の職種を希望されるのであれば、一般事務職以外をおすすめします。AIやRPAの導入により、単純作業を自動化する企業が年々増えていることから、一般事務職の需要は低下傾向にあります。つまり、一般事務求人の競争率が高くなっているのです。
バックオフィス系職種への転職を目指すなら、経理、人事、企画、総務、労務など、一定のスキルを要するポジションに挑戦してはいかがでしょうか。未経験者が応募できる求人もあるので、学びながら働けば、次の転職もしやすくなります。
どんな職種を選ぶにしても、人事は面接で応募者の積極性をみています。消去法で仕事を選んだ場合は、熱量の低さが伝わってしまうもの。企業と職種について事前にしっかりと調べて、積極性をアピールしましょう。
業界や企業について理解の解像度が低く、面接で積極性をアピールできる自信が持てないときは、ぜひ私たち転職エージェントを頼ってください。一緒に最適な仕事を見つけましょう。
回答したアドバイザー
転職エージェントMAP 大沼 さつき
大学卒業後、大手フィットネス企業にてインストラクターや店長、イベント企画、育成研修講師、採用活動、新ブランドや店舗立ち上げ、ブランドアンバサダーなどを幅広く経験。社内スタッフのキャリアサポートを経験し、多くの人の転職をサポートをしたいと考え、人材業界へ。