インターネットの普及、ニーズの多様化…。

様々な背景から、私たちの働き方も色々な形を選べるようになりましたが、

まだまだ仕事とプライベートのバランスで悩む人は少なくありません。

『ワークライフバランス』という言葉が浸透していますが、みなさんは今の生活に、満足できていますか?

新しい考え方を交えて、仕事とプライベートについて考えていきます。

ワークライフインテグレーションという、新しい考え方

「マルチタスクもワークライフの両立もしない」

AmazonのCEOであるジェフ・ベゾスは、2017年ロサンジェルスのサミットでこう語りました。

ベゾスが『ワークライフバランス』という言葉を好んでいないのと同様に、国内外問わず働く女性たちにとって、この言葉は大きな重圧となっているようです。

「仕事と家庭を両立しなければならない」

このような固定概念に囚われている女性は非常に多く、ある調査結果では出産経験がない働く女性の約9割が「仕事と育児の両立が不安」と答えています

近年は、『ワークライフバランス』という言葉に代わり、『ワークライフインテグレーション』という言葉が浸透しつつあります。

ワークライフインテグレーションとは、仕事(ワーク)とプライベート(ライフ)を別々に捉えるのではなく、仕事もプライベートも人生の一部として統合的に捉える考え方を指します。

ワークライフバランスとは仕事とプライベートとのバランスを取ることを指しますが、仮に片方に比重が傾いた場合どちらかを犠牲にするイメージが強い言葉でした。

一方でワークライフインテグレーションは、仕事もプライベートも全て人生の一部として考え、どちらかを犠牲にするのではなく限られた時間をいかに自分が納得できるよう使うかというイメージです。

仕事とプライベート。この2つは相反するものとして挙げられがちなものですが、ワークライフインテグレーションに基づけば、どちらも個人の人生を構成する一部であるという考え方ができます。

どちらか一方を捨てなくても、また両立に必死になることもせず、自分が納得できる時間の使い方をする。

今、このような新しい考え方が広まってきています。

具体的には、何をすればいい?

とは言っても、「仕事もプライベートも人生の一部と考える」。何をどのようにすれば良いのでしょう。

どちらか一方・あるいは両立を意識しがちなこの2つに対して、私たちができることとは何でしょうか。

極論を言えば、仕事をしながら遊ぶ、遊びながら仕事のことを考えるというのも、一つのワークライフインテグレーションです。

仕事の合間の休憩で好きなものに触れる時間を少しだけ作る。また、プライベートの時間に少し仕事のアイディアを練ってみるなど。

しかし、職場内に託児所があったりすれば話は別ですが、現実的には、一方のシーンにもう一方(仕事にプライベート、またはその逆)を持ち込むのは、まだまだ難しい部分があります。

そこで一つ実践してみる価値がありそうなのが、『仕事で行うフローを、プライベートにも落とし込んでみる』という方法です。

例えば…

・プライベートでも「することリスト」を書き出してみる(タスク化)
・タスク化したリストを実行し、できないものは外部や他者の力を借りる(アウトソース)
・振り返りを行い、次回の改善点をピックアップする(PDCAの高速化)

つまり、仕事とプライベートを、同じような運用にしてみるということです。

例えば、タスク化。「18:00〜退勤、18:30〜保育園のお迎え…」などです。パートナーと共有できると、尚良いですね。

作成したタスクが予定通りに行かなくても、落ち込むことはありません。できないところは外部や他者の力を借りる…つまり、アウトソーシングすれば良いのです。

夕食の支度が間に合わなければおかずを一品だけスーパーで買っても良いことにするとか、レジャーで家の大掃除ができないならホームクリーニングに頼むとか、友人とランチしたい休日は、パートナーに子どものお世話を任せる…そういった「他者の力を借りる」ことの積み重ねで、心身ともに負担は随分軽くなるはずです。

そしてその日、その週、その月の振り返りを行い、「今後どうすればもっと良くなるか」を考える…つまりPDCAを意識することで、生活のQOLはますます上がって行くでしょう。

仕事はさておき、普段からプライベートの多くをタスク化しているという人はあまり多くないかもしれません。

「そこまでするのはちょっと…」「仕事をこなしているみたいで嫌」と抵抗を感じる人もいるでしょう。

しかし、タスク化することでダラダラと時間を浪費することを防いだり、逆に隙間時間を作ることができたり、小さな目標が見つかってそれが楽しみになったりと、メリットはたくさんあります。ぜひ、試しにやってみましょう。

プライベートにおけるタスク化。実は日頃、無意識に行なっているものも多くあります。例えば買い物に行く時の「買い物メモ」、支出を記録する「家計簿」も広い意味ではタスク化やPDCAに関わってくる部分です。これらの延長と考えると、少し言葉への抵抗感も和らぐのではないでしょうか。

仕事とプライベートを「切り替え」「両立」「どちらかを選択」と考えるのではなく、どちらも大切で、どちらも同じような運用をすることが、ワークライフインテグレーションのベースであり秘訣とも言えます。

まとめ

新しい考え方、『ワークライフインテグレーション』、いかがでしょうか。

これは、「全てが自分を構成する要素」とした、個を非常に尊重する考え方です。

しかし、働く女性の中には、まだこのフェーズにすら身を置くことができない人も多くいるのです。

例えば、妊娠・出産をきっかけに仕事を辞めることになった女性の約9%は、会社側から退職を促されているといいます。

(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 「両立支援に関わる諸問題に関する総合的調査研究」(平成20年)より)

せっかく自分が『ワークライフインテグレーション』のマインドを持っていても、そもそも会社側からそれを許されない=働く場所を奪われてしまうという現実が、存在しているのです。

もしあなたがそのような場面に遭遇してしまったら、泣く泣く黙って辞めてしまうことはよくありません。ますます「出産=退職」の考えが肯定されてしまいます。

声を上げるのはもちろん、新たに自分が活躍できる場所を探すなど、自分を尊重し、勇気ある行動を心がけてください。

MAPウーマンキャリアは、仕事もプライベート(家庭)も大切にしたいという女性に対してももちろん、サポートを行なっています。

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