書類選考を通過すれば、いよいよ面接です。
しかし面接で失敗をしてしまい、不採用になってしまうことがあります。
書類対策は完璧だったのに、何故でしょうか。
今回は面接での注意点やよくある失敗(面接で不採用になる理由)をご紹介します。
【面接での注意点】給与・休日などの条件を気にしすぎる
「ワークライフバランス」という言葉を聞いたことがありますか?
ワークライフバランスとは、働くすべての方々が、「仕事」と育児や介護、趣味や学習、休養、地域活動といった「仕事以外の生活」との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方のことです。
(引用:政府広報オンライン)
「仕事と生活は相反するものではなく、それぞれが充実し相乗効果をもたらすことをワークライフバランスと呼ぶ」という説もありますが、ビジネスシーンでのワークライフバランスは『仕事と生活の両立』という意味合いで使われることが多いです。
実際に「ワークライフバランス=プライベートの時間も確保しやすい」という部分を売りにしている企業も多くありますし、事前に求人票などで年間休日日数などの確認は必要ですが、いざ面接の場でこの部分ばかりを気にしてしまうと、仕事への情熱を疑われてしまう可能性があります。
例えば、面接担当者から「最後に何か質問はありますか?」と聞かれた時に…
- 休日は年間何日ありますか?
- 残業は平均してどのくらいですか?
- 産休・育休は?
- 定時退社はできますか?
こんな質問をしてしまうと、あまりいい印象を残すことはできません。
もちろん質問してはいけないという内容ではないですし、話の流れで給与・休暇の話題になれば、確認しても不自然ではありません。
しかし、こうした質問を矢継ぎ早にしてしまうと「仕事<私生活」の印象を強く残してしまいます。
企業によっては、福利厚生面を人事など別担当が管理しているケースもあるため、その日の面接担当者が詳細全てを把握していないこともあります。
入社前に福利厚生面を知ることは非常に大切なことですが、残業・休日などについては求人票にも書いてありますので、まずは面接前にそちらの内容を予め確認しましょう。
また、企業によっては内定後、面談の場が設けられ配属先や福利厚生等の説明があります。
内定後の労働条件書を確認した上で不明点を確認しても遅くありません。
こういった「聞きにくい質問」を事前に知っておきたいという方は、転職活動は転職エージェントと一緒に進めていくのが良いでしょう。
転職エージェントは企業の環境や福利厚生などの知識を細かく持っており、何より企業との間に入ってくれるのでこうした摩擦が起こりません。
面接での不安を吐露したり、練習に付き合ってもらったりと良きパートナーになる転職エージェント。
ぜひ、利用してみてはいかがでしょうか。
【面接での注意点】受け答えが不明瞭
質問した内容とその返答が、なんとなく噛み合わない…。
同じ内容を何度も繰り返し話している…。
会話が成立するかしないかはコミュニケーションスキルに関係しますが、そもそも質問の意図を理解できているか・こちらが期待する回答をしてくれるかという部分は、本人の勘の良さ・察する能力に依存しています。
こういった勘の良さ・察する能力がある人を「地頭が良い」という表現をすることがあります。
知識量が多いかどうかではなく、難しいことを簡潔に述べたり、筋道立ててに話せるかどうかという部分です。
回りくどい話し方や相手が意図しない回答は、幼稚な印象や、意思疎通が難しいという印象を与えてしまいます。
かと言って、分からないことを雰囲気やその場の空気で答えるのはNG。
不明点は素直に「恐れ入ります、言葉の意味をお伺いしてもよろしいでしょうか」「内容をもう少し詳しくお伺いしても良いでしょうか」と、聞き返すようにしましょう。
知ったかぶりをするのも、大きなマイナスポイントです。
きちんと相手の意図を理解し、求められた回答を正確に答える能力は、一人で訓練してもなかなか身に付くものではありません。
転職エージェントは、こんな場面でも力になってくれます。
アドバイザーを面接担当者役として、ロールプレイしてみましょう。
入室から退室までの一連の流れでもいいですし、質問と回答のラリーのような感じでも良いです。
実際にヒトを相手に何度も練習すれば、感覚が掴めてきます。
【面接での注意点】協調性を感じない態度
面接担当者は時々、こちらの緊張を解そうと雑談(アイスブレイク)をしてくれることがあります。
しかし、相手の話を聞かずに遮ってしまうと、コミュニケーションの齟齬が生まれてしまいます。
悪い例:
担当者「(履歴書を見て)北海道の出身なんですね。実は私も北海道の●●市出身で…」
求職者「あ、●●市には、先週の日曜日に観光に行きました。特産品がおいしくて、それから…」
担当者「…」
この会話は、本来であれば面接担当者の話をまず聞くべきです。
いくらこちらのために振ってくれた雑談だとしても、相手の話を遮って自分の話をするのはビジネスシーンに限らずマナー違反です。
こういった何気ないコミュニケーションの中でも違和感があれば、不採用になる確率はあります。
面接ではその人のスキルや経験だけでなく、人となりや、今いる社員とうまくやっていけるかという部分も見られているためです。
また、上記の例は会話を無理矢理、自分の体験談につなげています。
自己中心的な話し方は、コミュニケーションが取れないことに加えて自我の強さを感じさせます。
自我が強い印象を持たれてしまうと、「今既にいる社員たちとうまくやってくれるかな」「何かを教えても、素直に聞いてくれるかな」といったように、協調性のなさと素直さを欠いた印象を持たれてしまいます。
また、相槌をうったり頷いたりと、しっかり話を聞いているという姿勢を表すことも大事です。
雑談をしてくれてもリアクションが薄いと、「話を聞いているのかな?」と思われてしまいます。
きちんと相手の話を聞いた上で、質問するなどして会話を広げてみましょう。
コミュニケーションは、面接の中でも普段からきちんとできているかが一番問われる部分です。
心当たりがある方は、ぜひ転職エージェントに相談し、自分の印象を客観的に見てもらった上でフィードバックしてもらうなどしましょう。
【面接での注意点】SPIで基準に満たない・虚偽の回答がある
能力検査と性格検査の2つの検査から構成されるSPIで問題がある場合についても記載します。
SPIの能力検査で基準に満たない場合や、性格検査で虚偽の反応があった場合は採用が見送られる場合があります。
今回は面接に親和性が深い性格検査に言及します。
性格検査において一貫性がない、虚偽が発覚した場合は採用が見送られることがあります。
例えばある質問では「AではなくB」と答えていたのに別の問題で「BではなくA」と答えるなどです。
面接での受け答えと、SPIで浮き上がってきた人物像に著しく相違がある場合も同様です。
性格検査では、「いいところを見せよう」「いい人だと思われたい」と素直な回答をしないと、大変なことになります。
SPIのように緻密に作られた試験で辻褄を合わせることはできませんので、実際の経験や思ったことをそのまま回答しましょう。
SPIについてはこちらの記事でも紹介しています。
面接での注意点はたくさん!エージェントに相談しよう
面接での注意点は色々ありますね。
声のトーンが程よく、身だしなみも完璧、言葉遣いも申し分ない…それでもなぜかいつも面接で不採用になってしまうという人は、一度振り返ってみると良いのではないでしょうか。
仕事に対する意識やコミュニケーション、協調性などは面接直前に焦って対策するものではなく、普段からの振る舞いで身につくものです。
ですが、転職エージェントに相談することで、対策も可能です。
「今から基礎を考え直したい」「客観的に自分のことを見てもらいたい」というお気持ちがあれば、長期的にビジネスパーソンとして活躍するための土台にもなります。
ぜひ、付け焼き刃として考えるのではなく、転職活動を通して一歩先の自分に成長するために、転職エージェントを活用してみてください!
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