株式会社MAP、及びグループ各社は、20~30代の転職希望者男女に対して「転職したら働いてみたいエリア」に関するアンケートを実施しました。

【調査結果概要】
1)働きたいエリア、一番人気は「東京・丸の内・日本橋」エリア
2)エリアよりも駅からのアクセスや安全性を重視する人も
3)働くエリアや通勤のこだわりに男女差

1)働きたいエリア、一番人気は「東京・丸の内・日本橋」エリア 



転職したら働いてみたいエリアについて選択方式で質問したところ、「東京・丸の内・日本橋エリア」が246人でトップでした。以降は「新宿・代々木・大久保エリア」191人、「渋谷、原宿、青山エリア」185人、「恵比寿・目黒エリア」184人と続きますが、「こだわらない」と回答した人も169人にのぼりました。

2)エリアよりも駅からのアクセスの良さを重視する声も
「(1)のエリアを選択した理由は何ですか?」という質問に対しては「好きなエリアだから」「イメージがいいから」など、そのエリア自体に魅力を感じて選択する人がいる一方で「通勤に便利」が365人、「自宅から近い」が81人と、通勤の効率を重視する回答が全体の60%近くを占めました。中には「エリアよりも駅からのアクセスのよさを重視したい」(男性:29歳)、「残業することを考慮して、夜間の治安がよいエリアを選びたい」(女性:25歳)といった意見もありました。

3)働くエリアや通勤へのこだわりに男女差


「仕事選びにおいて、勤務地は重視しますか?」という質問に対しては「多少は意識する」と答えた人が66.6%と圧倒的に多く、男女別に見ると「かなり意識する」「多少は意識する」と回答した人の合計は男性が83%、女性が90.9%となりました。
「両親が高齢のため、実家へのアクセスも考慮して勤務先を選びたい」(女性:25歳)「仕事帰りに習い事に通うので勤務エリアは重視します」(女性:26歳)など、生活全般と通勤を結びつけて考える女性が多い一方で、男性の意見には「勤務地に関して特にこだわりがない」(男性:32歳)、「通勤が不便なら引っ越すので、勤務地はどこでも」(男性:27歳)といった内容が目立ちました。結婚や出産など、ライフイベントを見据えたものになるケースが多い20代、30代の転職。女性の方が中長期的なライフスタイルの変化を考慮して転職活動にのぞむ傾向があり、時間や距離など「通勤の効率化」への意識も男性以上にシビアなようです。

▼まとめ
転職活動においては男女共に「勤務地などの条件面よりも仕事内容が大事」という意見が圧倒的多数を占める(*1)ものの、20~30代は通勤時間も労働時間に含むという考え方が浸透している世代。勤務地の立地条件の悪さが内定辞退の要因となるケースも少なくありません。災害発生時の通勤指示やルールの周知など、通勤に関する企業の対応が改めて注目されている今。立地条件に強みのない企業が若手採用に取り組む場合、移転は難しくとも、リモート勤務や時差出勤の導入など、独自の施策で対応する必要がありそうです。

(*1) 参考資料 20代の転職意識 仕事に求めるのは「条件・待遇」よりも「やりがい・面白さ」(日本若者転職支援センター)
https://map-on.co.jp/2940

●調査内容  キャリア面談事前アンケート
●調査対象  MAPグループ転職支援サービス登録者の20~34歳
●有効回答数 752名(男性352名 女性400名)
●調査方法  面談時にアンケートフォームへの入力方式で実施(設問1は複数回答可)
●調査期間  2019年7月22日~10月2日
※本調査データを転載・引用する場合は(出典:株式会社MAP)の表記をお願いします。