【面接対策】面接で聞かれる「あなたの夢」答えられますか?

あなたの夢を教えてください

面接でよく聞かれる「夢」、ぱっとこたえられる人は少ないのではないのでしょうか。

子供の時に聞かれていた「夢は何になりたい?」の回答は、バリバリ働くサラリーマン、パイロット、通訳、パティシエ、スポーツ選手…

身近にあるたくさんの職業を思い描いていたと思います。

上記のように、将来の夢=就きたい職業と考えがちですが、本当に、夢=職業なのでしょうか?

面接では「将来の夢」を聞かれることも多々あります。

そんな時に「入社するのが夢です」と答えるのはちょっと違いますよね。

面接で聞かれる夢とは、入社してからどんなことを実現させたいか?どんな人間に成長したいか?

ということです。

入社はあくまでスタート。

そこがゴールではありません。

今回は「夢」の定義を見直してみましょう。

「夢=就きたい職業」と考えない

夢=職業という法則は、昔から「将来の夢」というキーワードで刷り込まれてきました。

「将来の夢は?」「将来は何になりたいの?」この質問は幾度となく誰もが問いかけられているはずです。

決してこの考え方が悪いわけではありません。

ただ、ビジネスパーソンとして成長していきたいのなら、もう一歩踏み込んで「夢」と向き合ってみましょう。

夢=職業という考え方を脱却できないと、就きたい職業についた時点でゴール(終了)になってしまいます。

そもそもの夢の定義とは?

  1. 睡眠時に生じる、ある程度の一貫性をもった幻覚体験。多くの場合、視覚像で現れ、聴覚・触覚を伴うこともある。
  2. 非現実的な内容である場合が多いが、夢を見ている当人には切迫した現実性を帯びている。「 -を見る」 「 -からさめる」
  3. 将来実現させたいと心の中に思い描いている願い。 「少年らしい-を抱いている」 「 -は果てしなく広がる」
  4. 現実を離れた甘美な状態。 「新婚の-の日々を送る」 「太平の-をむさぼる」
  5. 現実とかけはなれた考え。実現の可能性のない空想。 「宇宙旅行は-ではなくなった」 「 -のような話」心の迷い。迷夢。 「見果てぬ-を追う」
  6. はかない物事。不確かな事。 「 -と消え去る」 「 -の世」

出典 三省堂大辞林 第三版

色々な意味がありますが、一般的に言う「将来の夢」は3.にあたります。

ところが、「就きたい職業」という記載はありません。

「夢=職業」に縛られるべきではないと、辞書で定義されていると言っても過言ではありません。

職業は夢を叶えるための「手段」と考えてみる

夢は「将来実現させたいと、心の中に思い描いている願い」という定義がわかりました。

もちろん、希望の職業に就くことを夢としても良いのですが、それはあくまで一時的な「夢」です。

入社はスタートラインであり、その夢を叶えたならば、さらなる夢を持って行動していきましょう。

面接において聞かれる「夢」は、まさにその部分。

入社前から、入社後の自分のイメージができているか…

つまり、この質問により、先々をイメージできる能力・高い視座を持っているかを見られています。

そのため「入社することが夢です」ではなく、「入社してこのようになりたい/活躍したいです」という回答をするのがベストです。

入社後いかに成長していきたいか、会社を動かしていきたいかを、しっかりアピールしましょう。

番外:夢はライフライフスタイルや人によってそれぞれ

以上、面接の場で聞かれる「夢」についての解釈でした。

さて、面接を離れれば、夢は本当に広い定義ができます。

「バリバリ働いて、どんどん成績を伸ばしたい」とか「自分の仕事で、みんなを笑顔にしたい」はもちろん、「仕事も家庭も大切にしたい」「趣味を極めたい」など、人それぞれです。

仕事を通して夢を叶えたい人、そうでない人、色々だと思います。

「夢=職業」という固定概念に縛られている人はしばしば、「夢(=やりたい仕事)がない」と悲観的になります。

しかし、夢=自分の成長、私生活においての目標でもOKと考えれば、少し気持ちも楽になるのではないでしょうか。

好きという気持ちが傾く方向に、小さくても目標はあるはずです。

ひとたび仕事を離れたら、それを夢と呼ぶのも、素晴らしいことです。

なりたい自分の姿×やりたいこと=夢、と言っても、過言ではないと思います。

働く自分、または私生活での自分。

ぜひ、色々な場面での自分の「夢」を見つけ、できそうなことから初めてみましょう。