最近、ビジネスパーソン(主に男性)の間でビジネスリュックが流行しています。ベンチャーやIT系の企業の社員の人が実際に背負っていたり、テレビドラマでも登場人物がスーツにリュックというコーディネートで通勤するシーンがあったりと、リュックは都会では比較的メジャーなビジネス鞄としての地位を築き上げている印象です。しかし、面接に行く時の鞄としては、どうなのでしょうか…?
リュックの歴史
リュックサックの原型はその昔、狩人が獲物を運ぶために使われたところから始まっていると言われています。日本では1900年代初頭、登山の際にリュックサックの原型となる鞄が初めて用いられました。リュックサックの大きなメリットは、「両手を自由に使える」こと。リュックサックはこれまで、狩人・軍隊・登山家など、両手を使う必要がある人たちに多く使われてきました。
近年はスマートフォンが普及したことにより、リュックサックの「両手を自由に使える」利便性が改めて注目されています。
ビジネスリュックは面接にはNG?
さて、最近では人気のスポーツ用品メーカーやアウトドア用品メーカーなどからも、大容量でスマートなビジネスリュックが多く販売されています。こだわりの革製のものをオーダーメイドで作成してくれるショップもあるようです。
しかし…20代の若手のみなさんが面接に行く時の鞄としては、リュックはどうなのでしょうか。答えは、『避けた方が無難』です。というのも、日本でのリュックはまだまだスポーツ(≒カジュアル)の印象が強く、少し年齢が上の人だと馴染みがないという場合もあります。そして、鞄を置いた時に形が崩れやすい・自立しにくいのもリュックの特徴。やはり、手提げ鞄が無難です。
- リュックにはカジュアルやスポーティーな印象を持つ人もいる
- 鞄を置いた時に、うまく自立しないタイプのものも
- そのため、面接に持って行く鞄としては避けた方が良い
面接の時、鞄は椅子の横に
面接では、鞄を手から離しますね。では、その鞄の置き場所、どこが良いのでしょうか?一般的には、椅子の横に平行にして床に置くのが正しいとされています。利き手側に置けば、何かを取り出す時もスムーズです。
◆面接の鞄の置き方、これはNG◆
- 寝かせて床に置く
- 膝の上に置く
- 椅子の上に置く
寝かせて床に置くのはだらしがない印象を相手に与えてしまいます。膝の上も、面接の時は基本的に「何も持たない」のが正しい姿勢なので、避けましょう。椅子の上もNGです。面接会場に2つ並んで椅子が置いてあったとしても、断りなく椅子の上に鞄を置くのは印象がよくありません。採用担当者から「どうぞ、椅子に鞄を置いてもいいですよ」と促しがあった場合は別ですが、基本的に鞄は床に置くものと考えます。
よって、面接の時は、底にマチがあって自立する、手提げタイプのビジネスバッグが良いです。
鞄には余計なものを入れて行かない
よく、備えあれば憂いなしとばかりに、あれもこれも面接に持って行こうとする人がいます。しかし、それでは必要な時に必要なものがさっと取り出せません。「筆記用具を出してください」と言われたのに、鞄の中をガサゴソ探してもたついているようでは、要領が良くない人だと思われかねません。
- 筆記用具
- 携帯電話
- (未提出の場合は)履歴書・職務経歴書
- 財布
- ハンカチやティッシュ
これらは最低限でも持っておくと良いですね。その他に企業から指定された必要なものがあれば、面接の案内を見て自分でもチェックリストを作っておきましょう。
まとめ
面接の時の鞄はどんなものを持っていけば良いのか、面接中はどこに置けばいいのか、こういった細かい疑問はインターネットで検索してもなかなかヒットしないものです。面接での立ち居振る舞いや持ち物含めて、不安なことはぜひ私たちにご相談ください!