高卒の女性はどのような職種や業種に就職・転職できるのでしょうか?
もちろん大卒にくらべれば選択肢は少ないですが、今は人材不足の時代のため、高卒の女性でも仕事の選択肢は多いです。
しかし、就職・転職活動のやりかたを間違えると、ブラック企業に入ってしまうリスクがあります。
正しい就職・転職活動のやりかたをすれば、高卒女性が自分のやりたい仕事に就くことはできます。
この記事では、
- 高卒の女性が就職・転職できる職種
- 結婚して専業主婦という道はあるのか?
- 学歴コンプレックスを感じる人は…
- 高卒女性はどのように就職・転職活動をすればいいか?
などをお伝えします。
それではさっそく見ていきましょう(^^)
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- 学歴が高卒で、転職活動が難航している
- 転職エージェントで希望の仕事を紹介してもらえない
- どんな仕事が自分に合っているのかわからない
- ブラック企業から抜け出したい
高卒の女性が就職・転職できる職種
高卒の女性が就職・転職できる職種をご紹介します。
それぞれの職種のメリット・デメリットもお伝えします。
公務員
最終学歴が高卒の女性でも公務員になることができます。
公務員のメリットは、
- 給料が安定している
- 終身雇用である
- 社会的信用がある
- 営利企業ではないためノルマがない
- 住宅ローンの枠が大きくとれる
- 能力に関係なく勤続年数で給料があがる
などです。
公務員のデメリットは、
- 生涯賃金が決まっている(頑張っても給料があがらない)
- 副業ができない
- 労働基準法適用外のためブラックな職場もある(徹夜仕事もある)
- 有事の際は休めない(警察官・消防士・自衛隊など)
- 公務員のまま30代になるともう民間企業へは転職できない(公務員はビジネススキルが身につかないため)
- 公務員のまま30代になったら転職が難しいため辞められない
- そもそも公務員試験に受からないと公務員にはなれない
などです。
公務員は学歴関係なく就くことができるため、最終学歴が高卒の人に人気の転職先です。
しかし、20代前半の公務員の離職率は約20%もあります。
なぜかよく勘違いされるのですが、「公務員の仕事=楽」と思っている人が多いのです。
ちなみに、私は元公務員です。
「公務員の仕事=楽」なんてとんでもありません。
公務員は大変な仕事が多いです。
私の友人の公務員は、繁忙期になると2徹3徹はあたりまえです。
労働基準法適用外のため、ブラックな職場でも仕方ありません。
公務員の仕事は決して楽ではないのです。
また、公務員の退職理由で多いのが「思っていたのと違った」という理由です。
実は私も「思っていたのと違った」と思い、退職しました。
「公務員=安定している」という理由で公務員を目指す人は多いです。
しかし、公務員になることがゴールになってしまい、肝心の「やりたい仕事かどうか」や「自分に向いている仕事かどうか」がおろそかになり、「思っていたのと違った」という理由で辞めていくのです。
どうして公務員になりたいのかという理由が明確でないととても辛い仕事です。
また、公務員は民間企業と違って公務員試験に合格する必要があります。
私が公務員試験の勉強をしていたときは、1日8時間の勉強を1年間続けました。
当然、仕事をしながら公務員試験に合格するほど甘い試験ではありません。
公務員に転職したいという場合は、今の仕事を辞めて勉強に集中しなければなりません。
そこまでしてでも公務員になりたいと本気で思っている人だけが挑戦してください。
IT
IT企業も高卒女性が就職・転職できます。
IT企業のメリットは、
- 手に職がつく
- 未経験からでもはじめられる
- 技術が身につけば稼げる
- これから必要とされる業界である
- 募集が多いため技術が身につけば転職に有利である
- 技術が身につけば在宅ワークも可能になる
などです。
IT企業のデメリットは、
- 覚えることが多い(どの仕事でも一緒ですが…)
- 繁忙期は忙しい
- ブラックな会社もある
などです。
長い目で見ても、IT企業は高卒女性にとっておすすめの就職・転職先です。
もはやITなしでは生活していけませんよね?
他業界と比べてももっとも伸びている業界がITです。
AIをはじめ、新しい技術がどんどん進化しています。
今後、あらゆる仕事がIT化されて職を失う人がたくさん出るといわれていますが、IT業界はその心配はありません。
IT未経験者は、プログラミングからはじめることが多いです。
覚えることは多いですが、一度技術が身についてしまえばくいっぱぐれはありません。
IT技術が身につけば在宅ワークも可能になるため、結婚して子育てをしながら家で仕事をすることもできます。
女性にはおすすめの仕事です。
営業職
最終学歴が高卒の女性でも営業職をはじめることができます。
営業職のメリットは、
- 直接感謝される仕事である
- 営業力が身につけばどの業界でもやっていける
- 売れると達成感がある
- コミュニケーション能力が高くなる
- 評価が正当である
などです。
営業職のデメリットは、
- 期日までに売上をあげなければならない
- 売上が低ければ評価が下がる
などです。
営業職は、人とコミュニケーションをとり自社の商品を売る仕事です。
やりがいや達成感が売上という数字ではっきりわかります。
営業力が身につけばどの会社からも欲しがられる人材になるため、くいっぱぐれはありません。
最初はコミュニケーションが苦手でも、続けていくことでコミュニケーション能力が養われ、人脈がひろがっていきます。
営業の仕事の会社を選ぶときの注意点は、「会社の売っている商品やサービスを好きになれるか?」という点です。
営業職への就職・転職に失敗する事例で多いのが、休みや福利厚生・給料などで会社を選んでしまい、肝心の商品やサービスへの興味が二の次になってしまうケースです。
自社の商品やサービスを自分が好きであれば自然と売れるものです。
人間は、営業の人が何を言うかや、どうプレゼンテーションをするかだけではなく、その人の雰囲気を見て買うか買わないかを決定しています。
自社の商品が好きになれない人は、その雰囲気がどうしてもお客様に伝わってしまい、なかなか売れないものです。
一番危険なケースは、自社の商品やサービスをお客様に営業することに罪悪感をもっている場合です。
営業職を選ぶ場合は、自分が興味をもてる商品やサービスを販売している会社を選びましょう。
事務職
事務職も高卒で就職・転職できます。
事務職のメリットは、
- 土日祝休みの会社が多い
- 過度な残業は少ない
- 仕事とプライベートを分けやすい
などです。
事務職のデメリットは、
- 募集が少ない
- 給料が少ない
- 雑用など何でもやらなければいけない
- 手に職がつかない
- 様々な業務を広く浅くやるため専門性が身につかない
- コミュニケーション能力がないと務まらない
- 人間関係がくずれると逃げ場がない
- 30代以降の事務職への転職は難しい
などです。
事務職はコミュニケーションスキル、パソコンスキル、仕事の処理能力などかなり総合力が必要な仕事です。
ですが、事務職は専門性が身につかないためキャリアを形成しにくい仕事です。
とても大変な仕事なのに誰でもできる仕事と思われやすく、誰でもできる仕事であれば企業は人件費をできるだけおさえたいため、若い人や派遣社員・アルバイトを採用したがります。
年齢があがってから正社員の事務職に転職するのはかなり難しいです。
終身雇用の会社がほとんどない現代では、事務職を一生の仕事にするのは難しいです。
くれぐれも勘違いしないでほしいのですが、事務職は楽ではありません。
仕事にかなりスピードを求められますし、少ない人数で膨大な業務を決められた時間内におこなう必要があるため、かなり仕事ができる人でないと難しいです。
顔もわからない相手と電話で話さなければいけないことも多く、言葉のボキャブラリーも必要です。
介護職
介護職も高卒で就職・転職できます。
介護職のメリットは、
- 無資格・未経験でも介護職に就ける
- 高齢化社会のため仕事がなくなることはない
- 直接感謝される仕事である
- 人材不足の業界のため転職はしやすい
などです。
介護職のデメリットは、
- 給料が高くない
- 体力のいる仕事である
- シフトで夜勤がある
- 人が足りない施設は忙しい
- 仕事の失敗が人の命にかかわる
- 良い利用者さんばかりではない
- 汚物処理もある
などです。
介護職は高齢化社会・人手不足などを考えると将来も安泰の仕事なのですが、若者には不人気職種です。
やはり、「きつい」というイメージが強いためです。
ただ、介護職を一度経験すればどこでも転職できるためくいっぱぐれはありません。
介護業界も人員の獲得に力をいれているため、興味がある人はチャレンジしてみると良いでしょう。
結婚して専業主婦という道はあるのか?
マイナビウーマンのアンケートにこんなものがありました。
Q.結婚するなら、どちらのタイプの女性がいいですか?
- 自分もバリバリに働いて稼ぐ女性:65.0%
- 完璧に旦那をサポートする家庭に入る女性:35.0%
実に6割以上の男性が女性に働いてほしいと思っているのです。
男性が結婚したい女性の職業の上位に「公務員」が入ってくるようになりました。
時代の変化で共働きが前提であることと、女性には安定した仕事に就いていてほしいという男性が増えているのです。
先行きが不透明な時代だからこそ、男性も女性の収入をあてにしています。
ということは、結婚して専業主婦という選択肢は難しいと言えます。
結婚をするためには、女性もきちんとした仕事に就いているほうが有利といえます。
今はなかなかいないとは思いますが、「結婚して専業主婦になるからそれまでは派遣やアルバイトでいいや」という考えは結構リスクが高そうですね(^_^;)
学歴コンプレックスを感じる人は…
実は、学歴を気にしている社会人はほとんどいません。
学歴コンプレックスを感じる人の多くは自分が学歴を気にしているだけで、周りの人はあなたの学歴についてまったく気にしていないことがほとんどです。
学歴を気にするのは、超大手企業のエリートや公務員のエリート官僚くらいでしょう。
社会人の評価は学歴ではなく職歴です。
事実、新卒の就職では学歴が重視されますが、第二新卒以降の転職は職歴が重視されます。
企業がほしいのは勉強ができる人ではなく、仕事ができる人です。
学歴コンプレックスを軽減するもっとも良い方法は、自分の仕事を一生懸命やることです。
仕事を一生懸命やることで仕事ができるようになり、自信がついていきます。
自分に自信がつけば、人からどう思われても気にならないものです。
「今の仕事では自信をもてない」という人は、自分に合っている仕事や向いている仕事に転職することを検討しましょう。
学歴コンプレックスの解消に資格をとるのは危険
学歴コンプレックスを解消するために資格をとる人もいます。
特に、弁護士・税理士・会計士など士業の資格を目指す人がいます。
たしかに国家資格である士業の資格をとれば社会的信用はあがるでしょう。
ですが、士業の仕事にはデメリットもあります。
たとえば、弁護士の平均年収は200万円代です。
弁護士では食えないのです。
税理士・会計士は修行の世界のため、ブラックな環境でも文句は言えません。
※税理士・会計士の仕事はAIがとって代わると言われています。
士業はそれだけ厳しい仕事です。
資格をとる理由が「学歴コンプレックス解消のため」というのはあまりにも危険すぎます。
資格をとるなら目的を明確にすることが重要です。
資格をとる目的が不明瞭な場合は、資格にとらわれず、自分の適職や向いている仕事を探しましょう。
高卒女性はどのように就職・転職活動をすればいいか?
高卒女性の就職・転職活動のポイントは、
- 自分の適職や向いている仕事を把握する
- 転職したい業界にどのような会社があるかを知る
- 企業分析をおこない、優良企業を見極める
- 面接練習などの採用試験対策をおこなう
の4つです。
ただ、この4つの特徴は「自分一人ですべてやるのは難しい」ということです。
自分に向いている仕事や業界がわかれば苦労はありませんし、優良企業がわかってその企業の面接対策までできれば誰も悩みませんよね?
さらに、女性向きの企業の情報となればなおさらわかりません。
上記4つのポイントをもっとも簡単におこなう方法は、高卒専門の転職エージェントを活用することです。
高卒専門の転職エージェントであれば、
- あなたに向いている仕事の相談
- 転職したい業界の優良企業の情報
- その優良企業向けの採用試験対策や面接練習
などをサポートしてくれます。
※当社も高卒専門の転職エージェントですので、相談いただいてもかまいません。
正しい就職・転職活動のやり方をすることが、自分に合う企業に就職・転職するコツです。
まとめ
いかがでしたか(^^)?
高卒女性でも就職・転職できる職種はありますし、手に職がついて将来性のある仕事もあります。
あなたが興味をもてる職種はありましたか?
きちんとした仕事をしているほうが結婚しやすい時代になっています。
仕事は将来設計も考えて選びましょう。
自分に向いている仕事を一生懸命頑張ることは結構楽しいものです(^^)
正しい就職・転職活動のやりかたをして、自分の仕事を安定軌道にのせましょう。
あなたの就職・転職活動のお役にたてば嬉しいです!