高卒の給料で一人暮らしできる?いつから独立すべき?

「いつまでも実家暮らしではなく、一人暮らしをしたい…。」

みなさんは、一人暮らしをするためにどのくらいのお金が必要か、考えたことはありますか?

実際に一人暮らしは、どのくらいお金がかかるのでしょうか。

今回は、一人暮らしにかかる費用や必要な心構えについて、紹介していきます。

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一人暮らしは高卒のお給料でも余裕?

まずは、一人暮らしに必要な毎月の費用を考えてみましょう。

  • 住まいに必須の家賃
  • ガス・電気などの光熱費
  • お風呂やトイレなどの水道代
  • 毎日かかる食費
  • Wi-fi・携帯料金の通信費
  • 飲み会などの交際費
  • 病院・歯科・眼科など…医療費

この最低限必要な項目に限定して、月々のランニングコストを考えていきます。

(物価や家賃には地域差があるので、今回は東京のワンルームと仮定します。)

  • 家賃:60,000円
  • 光熱費:10,000円
  • 水道代:3,000円
  • 食費:30,000円
  • 通信費:10,000円
  • 交際費:20,000円
  • 医療費:10,000円

これで、合計143,000円/月となります。

もちろん、これは最低限必要な金額なので、これだけでは生活できません。その他のお金も必要になります。

衣料費、理美容費、娯楽費、交通費、車を持つならその維持費もかかります。

これらの費用が上記に加わるので、最低でも160,000円/月くらいは見積もっておいた方が良いでしょう。

生命保険など各種保険に加入すると、月々にさらにその金額が加算されます。

一方で、高卒の初任給の平均は約162,100円/月。(男女の平均数値)

参考

平成29年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1学歴別にみた初任給厚生労働省

高卒の初任給でも、ギリギリやりくりができそう!

ですが、上記はいわゆる総支給額なので、社会保険料・所得税などがここから数万円差し引かれます。

つまり、高卒の初任給手取りは概算で130,000〜140,000円/月ほどが平均値。

高卒社会人1年目のお給料で考えると、一人暮らしをすると赤字になる可能性が高いのです。

ランニングコストの他にもかかる、一人暮らしの引越し費用

一人暮らしにはお金がかかります。

飲み会や欲しいものを少し我慢すれば、

なんとかなるかもしれない…。

しかし、そもそも一人暮らしをするためのイニシャルコスト、引越し費用が必要です。

引越し費用=家具家電の新調+配送料+敷金・礼金と考えます。

家具家電は、実家から搬出可能なら新調不要ですが、買い足さなければならないものも出てきます。

必要な家具の例…

  • ソファ
  • ベッド
  • テーブル
  • 本棚
  • テレビ台

必要な家電の例…

  • テレビ
  • 掃除機
  • 洗濯機
  • 電子レンジ
  • 冷蔵庫
  • 炊飯器

家具は自室から搬出できる場合が多いですが、実家の家電は家族共用のため、持ち出せないということがほとんどです。

家具・家電を新調するだけで

数十万円の費用がかかるのでは…?

そう考えると気が重いですが、最近は家電量販店やインテリアショップで、一人暮らし用の家具や家電のセット販売などがされています。

こういった企画商品を賢く使うことで、一人暮らしのイニシャルコストの一部を抑えることは十分に可能です。

あらかじめセットになった家具・家電を買うことで、買い忘れを防げるのも嬉しいですね。

しかし、必要なものを買い揃えるだけでなく、それを運ぶための引越し業者の手配が必要です。

移動距離や荷物の量によりますが、業者による配送料は数万円〜数十万円と、幅が広いです。

最近は一度に複数の業者から配送料の見積もりをとることができるサイトもありますので、比較してみましょう。

参考

引越し見積もり依頼価格.com 引越し

(実際に業者から連絡が来る場合がありますので、検討段階に入ってからの利用をおすすめします。)

家具・家電+配送料は、最低でも100,000円〜200,000円程度はかかるということになります。

一人暮らしに必要な、敷金・礼金とは?

そして、賃貸住宅に入居する時には、敷金や礼金が必要な場合ほとんどです。

どちらも入居する時に支払うもので、家賃1ヶ月分程度の金額ということは共通していますが、中身は全くの別物です。

敷金

退去時に部屋を修復するため、あらかじめ預かるお金。

最終的に部屋の修復費用が差し引かれて返金される。

礼金

部屋を提供してくれた大家さんに対して支払う「お礼金」。

退去時に返金されない。

このように、敷金+礼金、さらにそこに加えて家賃1ヶ月分を内金として前払いすることが一般的。

合計すると、入居する少し前のタイミングで家賃3ヶ月分のお金が必要なことになります。

また、ここに火災保険の加入が加わります。

火災保険は概ね2年更新の契約で20,000円。

こちらも入居時に合わせて支払うのが一般的です。

家賃を60,000円と仮定すると…入居するだけで200,000円が必要となります。

(敷金:60,000円+礼金:60,000円+初月の家賃:60,000円+火災保険:20,000円)

一人暮らしを始めるには、少なくとも500,000円くらいお金を用意しておいた方がゆとりがあるでしょう。

節約生活で一人暮らしを成功させる!

では高卒社会人の一人暮らしは難しいのかというと、決してそうではありません。

まず第一に、先ほど挙げた数字はあくまで高卒の「初任給」。

2年目、3年目とキャリアを重ねてお給料がUPすれば、貯金の額によって一人暮らしができるタイミングも出てくるかもしれません。

次に、削れる部分を削る。

つまり、節約です。

入ってくるお金に限界があるなら、出て行くお金を最小限にすれば良いのです。

例えば、敷金礼金ゼロの物件を探す、引越し業者の相見積もりを取って少しでも安いところにする、家具や家電も少しリーズナブルなものを選ぶ、欲しいものを少しだけ我慢してみる…などです。

家計簿をつけてみるのも、お金の動きが可視化されるので有効です。

気をつけたいのは、削るべき部分とそうでない部分をはっきり見極めること。

特に若い方は多少無理しても体調を崩すことはあまりありませんが、食費や医療費などを削るのは望ましくありません。

栄養の偏りがないようきちんと食事をとり、体調がすぐれない時は無理せず病院へ行く。

このような考えの元に、その他の費用の中から節約できるものを見つけてみましょう。

一人暮らしを目指すなら、計画的に貯金&節約しよう!

一人暮らしは高卒社会人の給料でもできるかどうか?

答えは、「高卒社会人のお給料でも、貯金と節約によっては一人暮らしできる」です。

工夫が大切なのはあらゆるビジネスパーソンにも共通していること。

どんなにお給料が良い人でも、無駄が多ければ、余裕がある生活とはかけ離れていってしまいます。

お金の大切さを理解すれば、日々の節約も習慣にしていくことができます。

一人暮らしを始めるなら、500,000円は手元に用意しておく!

一人暮らしには、イニシャルコストとランニングコストがかかるということも忘れずに押さえておきましょう。

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