未経験から始める営業の道。初めてのスーツに、新しい名刺ケース…。
サービスや商品の提案はもちろん、訪問先への経路を調べたり、名刺交換やビジネスマナー、突然の電話に臨機応変に対応して…と、「営業=大変な仕事」のイメージがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、営業を経験したからこそ、形成されるキャリアや身につくスキルがあります。
この記事では営業で身につくスキル・キャリアップできる職業をご紹介します。
営業で身に付くスキルとは?
数字を読むことで計算力が身につく。
例えば目標100万を目指すには、○件の商談を入れる。その為には開拓に必要な件数は…数字を追いかけること、それは学生時代にはあまりなかった概念かもしれません。
社会人になれば必然的にこの部分のスキルが必要になりますが、営業ならなおのこと。
日々、目標値と現状を追いかけ、逆算して動いていく「計算力」が身についていきます。
言葉遣い、ビジネスメールなど基本的なマナー
社会人としての基本!新社会人は研修などがあるかもしれませんが、転職ではそうとも限りません。
アルバイト経験では身につけられない言葉遣いやビジネスマナーが日々自分のものになっていきます。綺麗な敬語とマナーは今後の社会人生活になくてはならないものです。
コミュニケーション能力・関係構築力
コミュニケーション能力もマナーと共にどんどん磨かれていきます。
時には心理戦になる商談をどうクリアするか、いかに自分たちとの取引をWin-Winと感じてもらえるか。相手に合わせた関係を、相手に合わせて作り上げていくスキルも養われていきます。
交流/人脈
上記に付随することですが、交流や人脈がどんどん広がっていきます。幅広い年齢や、職種、ポストの方と接する機会が多くなり、ますますコミュニケーション能力が磨かれるという嬉しい循環も。
ルート営業よりも、新規開拓営業だとより広がりやすいかもしれませんね。
営業からのキャリアアップってどんな職種がある?
マネジメント(管理職)への道へ
現場の担当者から、マネジメント職へとステップアップすることは十分に考えられます。
営業メンバーからリーダーへ。現場のことをわかっているからこそ、業務のことや担当者の気持ちが分かり、数字管理ができる。経験者だからこそのキャリアアップです。
業務改善、教育から人事への道へ
現場で動いているうちに、だんだんとロスや改善すべき点が目についてくるかもしれません。
そこから業務改善を図り社内に浸透させる。研修を通して「教育する」という力が身についてきます。
実際に、教育担当から人事への道に進んだ元営業も。気になったことをそのままにせず、声をあげるなど一歩先を行けば、人に教える・共有する力も磨かれます。
営業も事務処理がある、営業事務の道へ
営業にも事務処理はつきもの。外回りからのデスクワークで、事務作業のスキルも知らず知らずのうちに磨かれていきます。
営業経験を活かして、営業事務・デスクワークへの転職も珍しくありません。
広報PRへのキャリアアップ
現場で培ったトーク力や、魅力を感じてもらえるような提案力があれば、広報への道も十分可能性があります。
営業現場や会社の強みを熟知している営業だからこそ、広報で必要な能力を自然を活かすことができます。
ブランク後の選択肢が幅広い
「営業をやっていた」ということは、タフな印象を与えますし、コミュニケーション能力の高さも感じさせることができます。
多少のブランクがあっても、上記のようなキャリアチェンジやキャリアアップ、また営業に戻るなど、色々な選択肢があるようです。
まとめ
以上、営業で身につくスキルや、その先のキャリアプランを簡単にまとめてみました。
「営業をやっていた」ことは自分の実績になります。もちろん、ただただぼんやり過ごしていては、スキルは身につきません。
日々をどう過ごすかを数字を追うように逆算して、どのようにキャリアアップに向けて動いていくかを、考えて行動してみましょう。