転職エージェントを利用して転職を成功させるポイントを解説するこちらのシリーズ。第一回目の今日は、「転職エージェントに行くための準備」をご紹介します。
転職エージェントって、どうやって使えばいいの?
転職エージェントとは、転職相談や求人案件紹介を無料で受けられるサービスで「民間のハローワーク」のようなイメージです。
ハローワークが国の機関で、一定の規模感であるのに対し、転職エージェントは大手からベンチャーまで規模の大小は様々。
また、得意な支援対象(若手なのか、ミドル層なのかetc)、支援領域(業界や職種)もそれぞれで異なります。
年齢層、業界や地域など、自分の志望している要素を掛け合わせて、ここだと思うエージェントを選んでいきましょう。
最初から1社に絞って利用しなくても良いですが、アドバイザーや求人案件などを見て、最終的には1社のエージェントに絞り、アドバイザーに二人三脚のイメージでサポートしてもらうのが良いです。
大手は案件もたくさん保有していますが、きめ細やかなサポートは中小規模のエージェントがより得意としていたり、特色はそれぞれです(あくまで傾向であり、もちろん、この限りではありません)。
ちなみにTOP GEARは高卒の方を専門としたエージェントです。
学歴で門前払いされ悩んでいる方、キャリアに不安を抱えている方は、ぜひ一度ご相談ください!
どのタイミングでエージェントに登録するかは、特に決まりはありません。
転職を意識し始めた情報収集の段階でもOKですし、逆に「自分は絶対に転職をするんだ」という確固たる意志があり、ビジョンが明確な人もうまく利用することで未来が拓けてきます。
結論、自分が思ったタイミングで自分に合いそうなエージェントを探し、まずは登録してみるという流れでOKです。
検索エンジンで転職エージェントを探してもよいですが、より効率よく転職活動を進めるために、転職サイトにも登録してみましょう。
登録すると、エージェントからスカウトメールが届く場合がありますので、そこに返信をして話を進めていくのが近道です。
なぜなら、スカウトメールを送ってくるエージェントは、すでにあなたの経験やパーソナリティに魅力や可能性を感じているからです。
転職エージェントの面談に私服で行ってもいい?
はい、転職エージェントには私服で行っても大丈夫です。
転職エージェントでの面談そのものは特に選考の場ではないため、もし休日の予定の合間に行きたい、という場合でも大丈夫です。
ただ、「仕事」についてのアクションを起こす場なので、可能であればスーツ着用で行ってみましょう。
そうすれば面接に相応しいスーツの着こなしなどの必要な情報について、早い段階でフィードバックをもらえるため、後々焦って揃える必要がなくなります。
転職エージェントに行く前に何か準備って必要?
転職エージェントに行く際は、先方から指定がない限り持参するものはありません。
強いていうなら筆記用具くらいです。
ですが、もしエージェント訪問までに余裕があるのなら、自分のフォーマットで構いませんので、履歴書や職務経歴書を作って持参してみましょう。
最終的にはエージェント指導のもと修正が入って作り直す事になる可能性が高いため、二度手間になるかもしれません。
しかし書類を作成しているうちに、自分の強みや弱みなどを意識するきっかけになる上、アドバイザーがあなたのバックグラウンドを把握する判断材料にもなるため、全体的にスピード感を持った転職活動ができます。
転職エージェントって、何でもしてくれるんでしょ?…は間違い!
転職相談にのってくれる。面接のフィードバックをくれる。書類作成を手伝ってくれる。
転職エージェントはなんでもしてくれるのではないかと錯覚しがちですが、エージェントがするのはあくまで転職のサポート。
転職活動を進めていくのは、あなた自身です。
全てを任せきりにするのではなく、不明点や疑問点をそのままにしない・アドバイザーと必要に応じて連携を取り合う等の行動で、転職成功の確率はグッと上がります。
転職エージェントのアドバイザーたちは転職サポートのプロですが、あなた自身が「転職に対してのビジョンやアクション」をはっきりさせないと、サポートの精度も落ちてしまいます。
情報収集にしても転職するにしても、「今、自分が転職に対してどう思っているか」をまずは面談で言葉にして伝えるところから始めましょう。
転職エージェントは「自分の代わりに転職してくれる人」ではなく、「頼れる伴走者」。
そう考えることが転職成功の一番の近道です。
また、アドバイザーへの質問・相談の機会を増やすことで、業界知識やコミュニケーションスキルがつくなど、転職活動を通して自身の成長を実感できるかもしれません!
結論:転職エージェントは頼れるパートナー
転職エージェントは、あなたの転職成功のために色々なサポートをしてくれます。
場合によっては現職にとどまる提案をされるかもしれませんが、反感を持たずに、プロの客観的な意見として参考にしてみてください。
もちろん100%エージェントの意見に従う必要はないので、疑問や質問があれば遠慮なく伝えてみましょう。
こうしたディスカッションは、あなた自身が自分の気持ちを再認識したり、アドバイザーがあなたの転職をサポートするためのヒントをキャッチできる大切なきっかけになります。
「誰かと二人三脚なんて煩わしい」と思わず、効率的に、そして確実に転職を成功させるため、エージェントを使った転職も視野に入れてみましょう!