「キャリアチェンジ」という言葉を聞いたことがありますか?
キャリアを変えるということは、転職と同じ意味?
今回は「キャリアチェンジ」とは何か、「転職」との違いをご紹介します。
「キャリアチェンジ」の意味とは
キャリアチェンジとは、 これまで経験・習得してきた職務内容から、 全く別の経験の無い職務内容へと変わる、移ること。
(引用:Weblio辞書)
キャリアチェンジは異業種転職などとも呼ばれており、今まで経験してきた業界・業種と異なるポジションに転職することを指します。
つまり、ただ転職することではなく、全く新しいステージでのチャレンジを伴う転職という意味です。
例えば以下の転職でも「◎」はキャリアチェンジに該当、「×」は該当しません。
◎商社の経理職→メーカーの営業職
×商社の営業職→メーカーの営業職
キャリアチェンジのメリットとは?
モチベーションUP
キャリアチェンジの道を選ぶ人の多くは、自分のやりたいことへの挑戦を視野に入れています。
自分の興味のある職種に挑戦することは、モチベーションUPにつながります。
楽しくやりがいを感じられるということは、仕事をする上で大切なことです。
視野が広がる
新しい業界(職種)に挑戦するということは、自分の視野を広げられるということでもあります。
それまで一方からしか見えていなかったことが、違う角度で見えてくるかもしれません。
例えば、エンジニア職から営業職にキャリアチェンジすると、ものづくりの現場だけでなく、それがどのようにセールスされて顧客に届くかまでを知ることができます。
色々なポジションの人の努力や苦労が見えて、視野も広がっていきます。
新しい学びがある
未経験の業界で即戦力になれるかというと、なかなか難しい部分はあります。
だからこそ学びもあり、より多くの知識を幅広く得ることができるのもキャリアチェンジの魅力。
学んでいる時は大変ですが、後々自分の進む道の選択肢を増やすことも夢ではありません。
何か一つの経験に偏ってしまうと、いわゆる「つぶしが効かない」状態に陥りがちですが、キャリアチェンジで先々の自分の可能性を広げることもできます。
いいことばかりのキャリアチェンジに、デメリットはあるの?
では、「転職するなら未経験業界や職種が絶対にいい!」のでしょうか?
必ずしもそうとは言い切れません。
キャリアチェンジの際には、以下のデメリットの可能性も、考える必要があります。
待遇・年収ダウンの可能性
業界・職種未経験での転職は、即戦力と見なされず、現在より収入がダウンしてしまうという可能性があります。
また、そもそも目当てのポジションが見つからず、条件面を妥協せざるを得ないこともあります。
これまでの経験が活かせない可能性
これまで経験した業界の鉄則、暗黙のルールや感覚値などが通用しないという可能性も十分にあります。
最初のうちは戸惑うことや、不慣れなことばかりと覚悟しておいた方がいいかもしれません。
経験のない仕事に慣れていくまでには時間がかかるものです。
困った時は「社内転職」を
もちろん、キャリアチェンジに上記のリスクが必ず伴うわけではありませんが、転職という決断は大きなライフイベントです。
「転職したい、けど勇気が出ない」「様子を見たい」「まずは他のポジションを知りたい」
こんな方は、「社内転職」制度を使ってみるのも良いかもしれません。
いわゆる、自ら志願しての社内異動です。
社内転職するには
- 社内公募を利用する
- 人事や直属の上司に希望を伝える
などの方法があります。
もちろんこちらも通常の転職と同じで、自分がその業務に携わりたい理由や、どう活躍したいか等は明確に配属先や上司に述べる必要があります。
異職種への転職を迷っている人は、社内転職も選択肢の一つとして考えても良いかもしれません。
さて、「社内で別のポジションにつく」といえば、ジョブローテーションという言葉も有名です。
ジョブローテーションとは、社員それぞれの向上を目的として、定期的に異動や業務の変更を行うこと。
ですが、ジョブローテーション制度は新入社員の適性を判断する際に用いられるなど、どちらかというと人事側の判断や裁量に委ねられているのが一般的です。
キャリアチェンジは早い方がいい?
30代、40代でキャリアチェンジしている方も多くいますが、採用担当者は一般的に、柔軟性があり吸収の早い、若い人にチャレンジさせたいという気持ちが強いものです。
実際、未経験OKという求人は20代の若手に限定されているというケースがほとんどです。
キャリアチェンジは、やりたいことがある人にとっては、自分の人生をより豊かにしてくれる大きなステップの一つとなりえるでしょう。
キャリアチェンジでの転職をお考えの高卒キャリアの方も、ぜひご相談ください!